新会社での協業開発一号機を発売 「PLK-J シリーズ」に「AW-3SD」を搭載

JUKI株式会社（以下、JUKI）は、2022年7月にノンアパレル向けの縫製機器で強みを持つ名菱テクニカ株式会社(以下、名菱テクニカ(三菱電機㈱100%子会社))とJUKIのノンアパレル関係部門を統合し、JUKIテクノソリューションズ株式会社を設立しました。統合後の協業開発第一号機として、旧名菱テクニカの主力製品「入力機能付き電子サイクルミシン(PLK-Jシリーズ)」に、JUKI独自の技術である「下糸自動糸巻供給装置(AW-3SD)」を搭載できる製品を10月11日から国内外で発売します。

入力機能付き電子サイクルミシンは、ミシンパネルに記憶させたパターン通りに自動で縫製を行うミシンで、PLK-Jシリーズはシートベルトや安全帯、バッグなど厚く硬い生地にも対応する高い貫通力を備えたミシンです。デジタルテンションによりパターンに合わせた最適なテンションで縫製するため、品質向上につながります。
下糸自動糸巻供給装置は下糸が無くなる前にボビン交換を行うため、下糸交換忘れによる不良を防ぐことができる装置です。後付けが可能なJUKIのユニット商品AW-3Sをベースに、AW-3SDはPLK-Jシリーズ用として改良しました。下糸巻きは縫製中に自動で行うため、オペレーターは下糸不足を気にすることなく作業に集中することができます。さらに、使用するボビンケースは２個のため、下糸張力管理が容易で、品質を向上させることができます。

JUKIテクノソリューションズ(株)は、今後も双方の技術融合に取り組み、自動車業界、バッグ業界、家具業界などのお客様に向けた製品の開発、スマート化に取り組んでまいります。

＊PLK-J+ AW-3SDは、PLK-J4040R、PLK-J6040R、PLK-J10050R、PLK-J12060Rの4機種で展開します。
＊AW-3SDは、後付け用のユニット商品です。取付けを行う場合は販売店にご相談ください。

発売日

国内希望小売価格（消費税抜き）