JUKIグループの取り組み
多摩本社の環境配慮設計
東京都多摩市の本社ビルには、さまざまな環境配慮が取り入れられています。エネルギー使用量をエネルギー種別(電気・ガス・水)・用途別・ゾーン別に計測把握し、運用改善を行えるシステム(BEMS)の採用をはじめ、雨水処理装置や高断熱複層(Low-E)ガラスなど省エネ設備・システムの積極的な導入を図っています。
また、その環境性能に対してCASBEE(建築物総合環境性能評価)の「Aランク」相当を確保しています。さらに、環境面だけでなく、自然に人と人がコミュニケーションをとれるような空間設計など、使いやすさにも配慮されています。
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雨水の活用
屋根面への降雨を集水し、雨水を砂ろ過滅菌処理したあと、トイレ洗浄水などに利用しています。 -
屋上・構内緑化の推進
屋上、構内をできる限り緑化(東京都の緑化基準面積の約2.5倍)することにより、建物の断熱性を高め、ヒートアイランド抑制に貢献しています。また、従業員の疲れを緩和したり精神的安らぎを与えるなど快適な職場づくりを推進しています。 -
日射遮へい
高断熱複層(Low-E)ガラスの採用により、日射負荷を抑制し、空調負荷低減を実現しています。また、外壁およびガラス部分に酸化チタンコーティングを塗布し、自然光および雨水による自浄作用を促し、自然エネルギーを活用しています。 -
照明制御
高効率で寿命の長いHf蛍光灯を主体とし、調光センサーにより状態に応じた調光制御で必要な明るさを確保しつつ、省エネルギー化を図っています。
生産活動における省エネルギーの推進活動
JUKIグループの事業活動のなかでも特にエネルギー排出量が多い「生産活動」において、製造拠点メンバーによる「省エネ推進チーム」を組成し、グループ内でのノウハウ活用によるCo2排出削減など、環境負荷低減活動を進めています。
主な取り組み
- 再生可能エネルギーの導入推進
- 設備投資計画に沿った高効率設備への切り替え
- 省エネの取り組みの水平展開
- メンバーのスキルアップ、水平展開のできる人材の育成
省エネ推進チームの活動事例と削減効果(期待値含む)
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再生可能エネルギーの導入
再生可能エネルギーとして、太陽光発電を導入。今後もさらに導入工場を拡大していきます。
→ 削減効果 450t-CO2/年(2工場) -
エアー配管のループ化
経験・技能を持ったグループ会社の社員と省エネ推進チームのメンバーが、対象工場の無駄を調査しました。コンプレッサーの稼動状況、配管状況、エアー使用用途等について調査を行い、配管のループ化やレシーバータンクの活用見直し等により、エネルギー循環の効率を向上させることに成功しています。その他のグループ会社工場へも水平展開を行っていきます。
→ 削減効果 74t-CO2/年(3工場) -
鋳造方式の変更(スマート化)による品質向上とエネルギー削減
大型の溶解炉で溶けた材料を一度トリベと言う容器に入れてから型に注湯していたものを、溶解炉から直接型に注湯する方式に変更することで温度下がり等を防ぎ、品質を安定させました。
品質向上=不良数削減となり造り直し等が減るため、結果エネルギー削減(CO2削減)に貢献しています。
工場での省エネ活動
再生可能エネルギーの導入や高効率機器、設備への更新、省エネ推進チームの活動によりCO2排出削減を推進しています。
CO2排出量2022年度計画比96%達成
- 太陽光発電導入
- CO2削減活動報告会の開催
- 高効率機器・設備更新
- 外部活用による省エネ診断の実施
- 排熱利用による省エネ
再生ビジネスによる廃棄物抑制の取り組み
JUKIグループは、再生ビジネス“JUKI Green Rewards
Program”の展開により廃棄物を抑制し、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを実施しています。“JUKI Green
Rewards Program”とは、お客様が本来廃棄予定である商品をJUKIが回収/再生し提供するサービスです。
お客様にて使用した当社製品を回収し、JUKI独自の技術で再生を実施。その後、再生した機械を“再生品”として、お客様に提供することで、循環型ビジネスモデルの構築に取り組んでいます。