JUKI初となるインドでの工業用ミシン生産工場立上げに携わる
Y.S
生産センター生産技術部 スマート化推進グループ
工学部機械工学科卒
2011年 新卒入社
- 入社後
- 入社以来、生産技術部門に所属
ものを作るうえでのアドバイスを面接の場でもらい、環境の良さを実感
どんな就職活動をしていましたか?
大学では工学部機械工学科に所属しておりました。そこで製図法を学んでいたこともあって製造業界をメインに就職活動を行っておりました。
漠然とものづくりに携わることがしたいというところからスタート。全く新しい物を作り出すというよりは、今あるものを使ってより良く改善していく、実際にどうやって物を作るのかなどに興味があることに気づき、生産技術部門ならそういった仕事に携わることができると思い、生産技術職を第一希望としていました。
JUKIを選んだ理由は?
加工、塗装、組立と一貫した製造体制を取っており、さまざまなことを勉強することができると感じました。
面接時は人事の方が丁寧に案内して下さり、緊張が程よく解けてリラックスして臨むことができたのも印象に残っています。面接では、旋盤という機械で加工する部品の簡単な図を見せられて「この図に寸法を入れてみて」といった質問が来ました。当時の私は加工方法がよく分からず、回答したものに対し、「加工方法を考えると寸法はこのように入れたほうがいい」など、ものを作るうえでの考え方をその場でアドバイスいただきました。このように指導いただける方がいる会社なら、良い環境で仕事ができると思い、入社を決めました。
予期しないトラブルに上手く対応・調整、次に進めたとき、
自分の成長を感じる
現在の仕事内容は?
現在、インドではJUKIで初となる工業用ミシンの生産工場立上げ支援を行っております。
0からのスタートなので生産に必要な準備品のリストアップから必要です。新工場で生産予定の機種はこれまでベトナム、中国の生産工場では生産しているため、それらの工場から情報の入手や確認事項の問い合わせ、建屋内にどのように設備やラインを設置するかレイアウト作成などを行っています。また、現地業者との工事内容やスケジュール調整(実際にインド国内に出張し打合せなど実施しています)、リストアップした準備品の見積り手配、現地工場で勤務するスタッフも少ないため、入手した見積りに対し発注手配など行っております。
ある日のスケジュール
- 08:00
- 出社後、朝会
今日一日のタスクをチームと確認する
- 10:00
- 開発・設計を行う。タスクの実行、消化
- 13:00
- 各チームと進捗確認
連携するべき事項を確認し、情報共有を行う
- 17:05
- 退社
最後に明日の予定を確認し、
本日の仕事は終了です
仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?
仕事を進めていくうえでトラブルなく順調に進められることが一番ですが、予期しないトラブルはどうしても発生してしまいます。そういったときに社内、社外を問わず、どうしたら良いかを考えて対応・調整という仕事が必要になりますが、その調整の経験が不足していると自分では認識しています。それが上手くいき、次のステップに進めるときに今までの自分とは少し変わった、成長したと感じます。
また、新しいことが上手くいったときには達成感を感じます。具体的には、会社に入って産業用ロボットのプログラムを学び初めてプログラムを組むことがありました。一回では思うような動作をせず、何が悪いかを考えてプログラムを修正し、自分の想定通りの動作をしたときは達成感がありましたし、嬉しく思いました。
人のお困りごとを解決したエピソードは?
以前設計した治工具(加工や組立などで安全や時間短縮、作業負荷軽減、品質安定のサポートをするための補助具)でのエピソードです。
工業用ミシンのフレームは鋳物(溶かした鉄を型に流し込み固めたもの)で出来ており、かなり重量があります。組立するうえでフレームの倒し起こし作業があり、何度も行っていると手が痛くなると組立現場の人から相談されました。どうしたら作業が楽になるか悩みながらも、作業負荷を軽減する治工具を設計して現場に納めたときは「すごく作業が楽になった」と言われました。相手が喜ぶものができて本当に良かったと印象に残っています。
いま目指していること、将来の夢は?
まずは現在進めているインド工場の立ち上げです。自分が今まで行ってきた中でも最も大きい仕事のため、苦労しながらも進めていますが、形になるまで頑張りたいと思います。今回はインド、ベトナム、中国と非常に多くの人と関わりながら仕事をしています。分からないことばかりで助けられながら、アドバイスを受けながら仕事を進めています。
将来的には今回の経験を活かし、自分が率先し、一緒に仕事をする仲間を引っ張っていけるような人材になりたいと思っています。
仕事に対し真摯に向き合う人が多いので、働いていて良かったと思う
知られていない「本当のJUKI」の魅力は?
仕事であれば上司、部下など遠慮することなく発言できることは魅力ですし、発言した内容が良いものであれば、積極的に取り入れられる風土でもあると思います。
また、新入社員は指導員制度というものがあります。入社してすぐのときなど、困って誰に何を相談すれば分からないときには指導員を頼る等新人へのサポート体制も整っていると思います。
場所の話であれば、私は学生時代まで他県で生活し、卒業してから初めて勤務地の栃木県大田原市に移り住みました。車社会のため、車がないと移動手段が限られ不便さは感じるかと思いますが、車さえあればスーパーや飲食店は多くあり住みやすい町だと思います。
アフター5、休日の過ごし方
4月から生活環境が変わりました。今は必要な物の買い物などで慌ただしく過ごしていますが、それ以前の休日は家でゆっくりしていることが多かったです。