ジャンルに関係なく、
ただ世界一の製品を生み出す場でものづくりがしたかった
H.E
開発センター縫製機器開発部 制御設計室エレキ設計グループ
工学部電子工学科卒
2022年 中途入社
- 入社後
- 入社後、縫製機器開発部 制御設計室エレキ設計グループに配属、2022年より現在の部署
世界一を目指すOEM開発を経験したことが、転職のきっかけに
どんな就職活動をしていましたか?
新卒で入社したのは、自社製品及びOEM受託開発をする某メーカーでした。
自社製品では、冷却関連、入退セキュリティ関連、ネットワーク関連、無線関連の製品開発など幅広い分野の開発をすることができました。
しかしながら、主に国内向けの製品ばかりで、知名度もあまりなく、自分で開発した製品を顧客の会社に出向き、提案及び受注をし、現地工事でドライバーを自ら握って設置及びシステム調整をしたこともありました。
OEMの開発では公営競技関連、防衛関連、直近では半導体装置開発といずれも一から開発する案件が多く、顧客のサービス向けイントラネットに接続する一部のユニット、またはその全てのシステム検討及びハードウェア開発をしていました。
前職では徐々にOEM中心の開発へと会社の方針が変わってきており、自社製品開発に取り組みたいと模索していました。
JUKIを選んだ理由は?
転職のきっかけになったのは、OEM開発で半導体製造装置のエレキ部を共同開発をしたことでした。OEM供給元の会社は、世界一を目指しながら、明確なビジョン共有をもとに、間接や設計など部門に関係なく、モチベーション高く自信を持って積極的に取り組んでおり、その意欲がヒシヒシと伝わってきました。
半導体製造装置を開発するために、顧客会社に社員として特別の契約で迎えられ、5年間そこで新入社員の教育などもしながら高性能を探求したエレキ開発を行いました。その後、自社に戻り18人(3グループ)の部下がいる中で、主にOEMの開発を兼用しながら管理業務を従事していましたが、世界一を目指しながら自社製品開発に取り組んでいる会社を、羨ましく感じるようになったことが最終的な転職理由でした。
日本国内で世界一の製品を開発しているものづくり企業はそう多くはありません。私はさまざなジャンルの製品開発に携わってきており、製品ジャンルにこだわりは強くはありません。ただ世界一の製品を生み出す場でものづくりがしたいという想いが強く、目に付いたのがJUKI、世界一のミシン開発でした。
5人のチームリーダーとして、若手の成長を感じたときは達成感
現在の仕事内容は?
エレキグループは4つのチームで構成されており、その中の一つのチームでリーダーを任されています。チームごとにミッションが異なっており、我々のチームは、5人のメンバーで主に工業用本縫ミシンの緊急対応/ディスコン対応や新製品ミシンの開発を任されています。
リーダーとしての役割は、メンバーの各業務スケジュールと進捗を把握し、遅延等が発生した場合は真の原因を見極め的確な対応を指示すること。そのためには、課題の糸口を見つけ、最短で進捗を軌道に乗るため手法を瞬時に打診する必要があります。また、それとは別に担当業務もあるため、効率の良い並行処理を心掛けています。
ある日のスケジュール
- 09:00
- 朝礼 エレキグループMTG
(会社全体連絡などの通知)
- 09:30
- 朝礼 チームMTG
(私が管理しているチームメンバの今日の実施業務やその実施にあたり困っている事などを確認)
- 10:00
- 困っているメンバの業務詳細を業務実施場所で確認し、一緒に実施したりしながら打開策をその場で検討・説明を実施
- 13:00
- 自分の業務を実施する
(基本的にはメンバのフォローを先に実施)
- 16:30
- 夕礼 チームMTG
(今季はMTGはせずに直接メンバに状況確認する様に変更し、業務効率を上げる工夫実施中)
- 18:00
- 退社
仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?
一言でいうならば、誰も解決できない問題を解決したときです。電子機器全般としてノイズと熱について問題が発生することは珍しくなく、シミュレーション(想定)範囲外で起こることが多い課題です。我々のチームでもノイズ印加時に異常が起きる問題が生じましたが、ACラインで問題箇所を見つけ解決へ導いたことにやりがいを感じました。
また、現在の仕事では、若手が技術者として成長したと感じたときにちょっとした達成感を感じます。若手の方が試験評価報告など最初は辿々しい説明をグループに発表していたのが、1年後には堂々と理論的に説明している姿を見た際は、特に喜びと達成感を感じました。
いま目指していること、将来の夢は?
現在の姿としては、各アクチュエータ単体のモジュールを設計開発したり、そのモジュールを使用して一部のミシン動作に関する制御を行っています。この現状から、将来的には一つの機種について多数のアクチュエータを用いて要求を達成できるようなより、俯瞰的な視点を持ってミシンの開発に携われるようになりたいと考えています。
直近の目標としては次回開発機種でアクチュエータを組み合わせた動作を設計し、設計通りに動作させることを目標として開発に臨みたいと考えています。
年配の方が、技術者として現役で活躍していることに驚き
「JUKIらしさ」、あるいは「JUKIらしい人」とは?
自分の席というものが特に決められていません。現在のミッションで関連が強い方の近くに座ることができます。これによって、エレキにだけでなくメカ,ソフトのメンバーとコミュニケーションが自然と深まります。業務効率が上がる方法の一つであると実感しました。
また、私よりも年配の方が技術者として現役で活躍していることに驚きました。管理職もライン職と技術職に分かれており、各個人がそれを選択できることが良い仕組みであると感じました。「70歳までの再々雇用制度」などもあり、老後の心配について、少しは安心できる内容のように思えました。
アフター5、休日の過ごし方
趣味が2つあります。ダーツと釣りです。
釣りについては東北に住んでいたときに覚えた趣味で、コロナ流行時には最適なリフレッシュツールでした。
ダーツは嫌なことを忘れるくらい集中できるので、今でも月2回くらい週末に知り合いのダーツバーに出かけています。