世界中で使えるよう、
あらゆる場合を想定するのが、JUKIの技術者
Y,A
開発センター縫製機器開発部 制御設計室 ソフト設計グループ
工学部機械工学科サステイナブル工学専攻卒
2020年 新卒入社
- 入社後
- 入社後、グループ名の変更はあったがものの同部署に所属
機械で扱うことが難しい「布」をコントロールする知見とシェアNo.1が、JUKIを選んだ理由
どんな就職活動をしていましたか?
大学では主に人の力をアシストするモータの制御系設計について研究していました。この学びを活かしてアクチュエータの精密な制御を行い、実際に人々の役に立つ機械を開発したいという思いから、組み込み業界を中心に就職活動をしていました。
特に、決められた動きをするだけでなく、技術的に課題の多い業務内容であれば、製品化できたときにやりがいを感じるのではないかと思い、柔らかい素材を扱うような機械や、不安定な姿勢を維持するような機械を扱っている会社で組み込み制御の仕事を行いたいと考えていました。
JUKIを選んだ理由は?
機械で扱うことが難しい「布」をコントロールし、美しい縫い目を作成するミシンは衣食住の要であり、私が携わりたい職業の第一候補でした。その中でもJUKIはグローバルに展開し、工業用ミシンにおいてシェアNo1です。さらに80年以上培ってきたミシンに対する技術力もあり、そのような会社で技術力を育てつつ、社会に貢献したいと思い、JUKIを選びました。
また、子供のころにテレビでミシンの紹介があり、振動でボタンを運ぶというアイデアを見てこのような発想があるのか素晴らしいと感じていました。このようなアイデアを出せる環境がそろっている会社なのだと感じ、入社しました。
メカやエレキのメンバーと一丸となって製品を完成させたときの達成感
現在の仕事内容は?
工業用ミシンの開発を行う部署で、主に縫製の要となる主軸モータや縫い品質に関わる糸張力を担うソレノイドなどのアクチュエータの制御を行ったり、ユーザインタフェースに重きをおいたミシン操作パネルなどのソフトウェア開発をしています。
より省電力で効率の良いアクチュエータの制御やオペレータの方が安全に使用するにはどのように設計・開発すればよいかを考慮したり、より使い勝手の良いミシン操作インタフェースの提供をしています。
ある日のスケジュール
- 09:00
- 出社後、朝会
今日一日のタスクをチームと確認する
- 10:00
- 開発・設計を行う。タスクの実行、消化
- 13:00
- 各チームと進捗確認
連携するべき事項を確認し、
情報共有を行う
- 17:45
- 退社
最後に明日の予定を確認し、
本日の仕事は終了です
仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?
ミシンのソフトウェア開発に限らずですが、ソフトウェアの開発はまず要求に対する設計を行っていきます。設計段階では要求を全て満たすように設計を行いますが、この段階で網羅することは難しく、抜けや漏れが発生してしまうことが多々あります。そのような中でしっかりと設計を行うのは誰にでもできる仕事ではないのでやりがいを感じます。
また、私は主にソフト担当ですが、ハードを担当するメカやエレキの方々と一緒になって一つの機種を開発していきます。そのうえで各チームで一丸となって一つの製品を完成させたときには達成感を感じます。以上のことが仕事のモチベーションにつながっています。
人のお困りごとを解決したエピソードは?
ミシンには一台一台に固有の設定値を持っています。その設定値は設定が難しく、時間がかかる作業ですので、一度設定した後は再設定したくありません。しかし、開発段階においてミシンの初期化を行うことがよくあり、その初期化を行うと一緒に設定値も初期化されてしまいます。
そこで、設定値は別のメモリに保存しておく仕組みを作りました。これによって、初期化を行っても簡単に設定値を復元できることができ、別チームの設計者に「助かりました」と言われたことがあります。チーム一丸となってミシンの開発に貢献することができ、とてもうれしく思いました。
いま目指していること、将来の夢は?
現在の姿としては、各アクチュエータ単体のモジュールを設計開発したり、そのモジュールを使用して一部のミシン動作に関する制御を行っています。この現状から、将来的には一つの機種について多数のアクチュエータを用いて要求を達成できるより、俯瞰的な視点を持ってミシンの開発に携われるようになりたいと考えています。
直近の目標としては次回開発機種でアクチュエータを組み合わせた動作を設計し、設計通りに動作させることを目標として開発に臨みたいと考えています。
グローバルな視点で、お客様第一で開発できる技術者が多い
「JUKIらしさ」、あるいは「JUKIらしい人」とは?
開発においてグローバルな視点を念頭にお客様第一で開発できる技術者が多いことがJUKIらしいところだと思います。JUKIはグローバルな会社であり、お客様の縫製工場などを第一に考えて開発・設計をしています。そのようなこともあり、世界中のどんな地域でも使用できるようにミシンを開発する必要があります。ですので、あらゆる場合を想定して設計に携われる技術者はJUKIらしい方だなと感じます。
アフター5、休日の過ごし方
趣味で3DCGモデリングやUnityを使ったゲーム開発などをしているので、仕事が終わった後はそのような趣味に勤しんでいます。仕事でもそうなのですが、こういった一つのものを作成する中で、手作業で行うことがとても煩わしいときがあるので、そういったときは自分でアドオンなどを作成してどんどん便利に作業ができるようになっていくのがとても楽しいです。