お名前:「工藤洋裁教室」主宰
工藤 泰子(くどう やすこ)さん
設立48年。初心者講座から資格取得まで可能な北海道の洋裁教室です。
技能検定などの国家資格取得で、お悩みの方はどうぞご相談下さいませ。
洋裁好きの方であればどなたも大歓迎です。お子様でもOK。
使用ミシン:
職業用ミシン「SL-700EX」
職業用ミシン「SL-300EX」
>>「工藤洋裁教室」公式ホームページ
洋裁は専門学校で学びました。そして、早くに結婚し子供を出産しました。主人が働くことに理解があり、はじめはミシンメーカーの教室で講師をつとめていたんです。その後、自宅でも(洋裁を)教えることが出来るのではと思い独立。現在の「工藤洋裁教室」に至っています。
――「工藤洋裁教室」の生徒さんのことを教えて下さい
今、教室で一番“若い”生徒さんは小学4年生です。
去年までは幼稚園の子もいました。お姉ちゃんと一緒に教室に入ってきたんです。2人でぬいぐるみの服を作りたいって。4年生の子は自分で着るフリフリのお洋服を作っています。
ご両親から職業用ミシン「SL-700EX」をお誕生日にプレゼントしてもらったのだそう。次の年にはロックミシン「MO-2800」をプレゼントされたそうです。素敵ですよね。
小学5年生から教室に入り、現在は中学生の生徒さんも黙々と制作をしています。時には、お弁当を持ってきて4時間も頑張っています。
お仕事をしている方も、主婦の方もいらっしゃいます。「工藤洋裁教室」は曜日をカチッと決めずに通うことが出来ます。だから、長く続くのかなって思っています。
――どんなコースがあるか教えて下さい
「自由教材コース」「初心者コース」「ブライダルコース」などがあります。
「初心者コース」はちゃんと基本を。大抵は製図から入ります。
「自由教材コース」は、その名の通り自由です。縫いたいものを縫ってもらいます。
「ブライダルコース」の生徒さんは、やっぱりウエディングドレスを縫われる方がすごく多いです。一般的に教室などでウエディングドレスを制作する場合、自由がないことが多いんです。例えば、ドレスは3パターンくらい。そして、そこに飾りなどを付けていきます。
でも、この教室は自由です。生徒さんは「こういうのが縫いたい!」って雑誌や写真を持ってきてくれます。
「好きなものを縫いなさい」と伝えています。
ウエディングドレスは特にこだわりがありますからね。
■工藤洋裁教室HPの「生徒作品集」には素敵なドレスの写真が並ぶ
https://www.e-yousai.com/gallery/gallery.html
――教室で学ばれている方のエピソードなどあれば教えて下さい
学び直しに来る方もいらっしゃいます。
そうですね。例えば、大学では「CAD」で製図をしています。でも、やっぱり手書きでの基本がわからないとダメなんですよね。
こんなことがありました。
社会人の方が「手書きでの製図の基本がわからないものの、大学でCADを習っていたので、それなりに縫って洋服を作ってあげたんだけど。腕(袖)があがらない…どうしてだろう?」って相談に来られたんです。話を聞くと「洋服は9号サイズだけど、胸幅、身幅などがよくわかっていないまま作った」とのこと。見てあげますと、「こんな胸幅だとお袖があがらないよ~」という出来になっていました。そんな時は「基本をちゃんと勉強しなさい」って伝えます。
「基本」が大切ですよね。
――お勧めの機能などがあれば教えてください
「押え圧調節」「フロート機能(微量押え上げ)」ですね。
押え圧調節:薄物から厚物まで素材に合わせて押え圧を調節できます。
フロート機能(微量押え上げ):工業用と同じ縫いズレ・縫い伸び防止機構を新搭載。押えを0 ~2mm 浮かせて縫えるので、キルト地・ベルベットの縫いズレやニット地の縫い伸びを抑えます。厚物の段部乗り越え時にも便利です。
私は75歳です。
洋裁は細く長く――。年を取ってからも続けられます。
かかったお金は自分への積立てです。(洋裁に限らず)色々なものに興味を持つのは良いことですが、たった一つ追い続けられるものを作っておいて下さい。追い続けたものが一つ無いと、年齢を重ねた時に何も出来ない人になってしまいます。私は洋裁しか出来ませんでした。でも、それが逆に良かったのかもしれません。
少しでも早く始めて欲しいですね。
私たちの年代がいなくなっちゃうと世代間があいてしまうのでね。
取材:2023年10月
2024年3月に開催されたハワイ最大の文化交流イベント「ホノルルフェスティバル」。「工藤洋裁教室」の生徒さんら10人が、使えなくなったり着なくなったりした着物を現代風に作り直した洋服を披露するファッションショーに参加しました。