JUKIのミシンは、1947年に誕生しました。
それからミシン一筋、約70年。
工業用ミシンで世界シェアNo.1のブランドになりました。
その高度な技術を身近な製品の魅力につなげてきたJUKI家庭用ミシンの歴史をご紹介します。
1947年から製造を始めたHA-1型機。
発売当初から、優れた品質が認められてきました。
日本では第1回~第5回のお年玉付き年賀はがきの特賞景品に選定され、庶民の憧れの的となりました。
抽選会場でも「ミシン」という一般名称ではなく、商品名である「ジューキミシン」として案内されていました。
ミシンが必需品の時代、「ジューキミシン」の愛称で親しまれていました。
画像の出典:http://www.rose.ne.jp/~perceus/horo/kikai2.html
信頼性の高いモノづくり。
技術に裏づけされた高い品質を維持するマインドは、時代を経ても、脈々と受け継がれています。
JUKIのミシンの細部に宿っている品質へのこだわりは、次のような経営手法を通じて実現されています。
・統計的管理手法による経営:TQC経営
・独自基準の開発ステップ評価
・JIS優良工場、ISO9000認証取得工場における製造
・製造技能者養成制度
デミング賞のメダル
ISO9001 認定証
壁に掛けてある技能者札
「お客様第一主義」から生み出されたJUKIならではの製品を支える 技術の数々。
あなたの創作活動をより楽しいものにするために、革新的な技術の開発に努めています。
JUKIの挑戦と進化はこれからも続きます。
縫い縮みや布ズレを防止する強い送り力:ボックス送り
「四角」を描く送り軌跡にし、生地が送り歯に隙間なく接することにより、生地送りが安定し、薄地・厚地の素材もスムーズに送り、極端な段部乗り越え縫いも容易にしました。カムの形状を特異にし、水平に送りストンと落とす極端な動きをさせることにより、箱のような四角い軌道を実現しました。
ルーパー糸通しを風の力で素早く穴まで通す技術:イージースレッダー(自動ルーパー糸通し)
通し穴に1㎝ほど差し込んだ糸が細いパイプの中を通り、ルーパー穴(写真赤○部分)まで送られる技術です。電動モーターの力でポンプから送られた空気が深さ約0.3㎜の細いスリットを通り、急激に拡がることで吸引力を生み、糸を送り出します。糸の摩擦抵抗解消のため、パイプに特殊加工を施しています。
電子制御の押え上げ技術:電子制御で押え上げ高さを調整できます。
角縫いでのピボット機能や、フロートモードを搭載するとともに、操作性も向上しています。
また、糸切り後の自動押え上げも実現しています。