お名前: 鹿児島純心女子短期大学 生活学科生活学専攻デザイン表現コース
お住まい: 鹿児島県鹿児島市
ミシン歴: 58年 (SL-700EXは2018年4月~導入)
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私が学生を指導をする時、学生が楽しみながらものづくりをすることを大切にしています。
型紙の製作に関しては私が一人一人細かくチェックし、仮縫いも全員分のピン打ちをし、学生の思い通りのものが仕上がるようにしています。初めて洋裁をする学生がほとんどなので、縫製の段階になるとなかなかうまく縫えず、苦労することが多いです。
学生が縫っても様々な生地に対応できるような機能が付いているミシンが欲しいと常々思っていました。
今回、ミシンを購入するにあたり、学生時代(文化服装学院)の担任の先生の勧めで、とても使いやすかったJUKIの職業用ミシンを購入しようと思いました。
縫製時に何か問題が起きた時、ミシンの機能やアタッチメントを変えることで問題を解決できるミシンが良いと思い、SL-700EXに決めました。
また不具合がある際には、ミシン販売店さんに親切にご指導いただける点もとても心強いです。
学生の殆どが洋裁の経験がないからこそ、様々な素材を選んできます。「縫いにくいよ」とは言いたくないので、今までは四苦八苦しながら何とか形にしようとしていました。工夫をしながら縫っていても、ミシンの限界を感じていました。
しかしこのミシンを購入してからは、そのような縫製の問題は解消しましたね。
スムーズに縫えるようになったことで、学生が持っている感性を自由に表現できるようになりました。
学生A:今まで使っていたミシンと違って、とてもなめらかです。
初めて使うミシンに慣れず、戸惑いましたが、縫うスピードの早さの調節ができたので、安心して使えました。
学生B:このミシンは、色々な生地が縫えますね。
毛皮や革、ファー素材など、何でも綺麗に縫えます。
1年次前期では、洋裁の基礎を学び、正確に仕上げるための基本的な縫製技術を身に付けてもらっています。
中学や高校で、ほとんどミシンに触れてこなかった生徒も多いので、まずは基礎からまっすぐ・丁寧に縫うことを教えています。
生地に線を引き、その線の上を綺麗に正確に縫う練習から始まります。最初は恐々としている学生たちも時間が経つにつれ、次第にミシンにも慣れていき、楽しんで使っています。
まず、授業で製作するのが、“自分の体のサイズに合わせたスカートを作る”授業です。
① ファスナーをつける、②裏地をつける、③ベルトを付ける、といった3つの共通課題はありますが、デザイン・丈・素材などは自由に選び、学生一人ひとりが考え、型紙にします。
自分らしい、皆違ったデザインなので、私自身見ていても楽しいですね。
私もこの短期大学の卒業生なのですが、当時は型紙も生地も決まっており、好きなデザインで製作することはできませんでした。縫物はすごく好きなのに授業自体は全く楽しくなかった、という思いがありました。ですから今の学生たちには、いつも「自由に好きなものを作りなさい。」と言っています。「着たい服が形になる。」のは本当に楽しいですよね。
指導する立場として、学生が作りたいと思うものを形にする手助けができるよう心がけています。
2年次になると大島紬を用いた洋裁の製作や自由素材でのドレス製作などを学び、大学祭の舞台発表でファッションショーを行います。
さらに、ここ数年は本場大島紬織物協同組合と協働し、大島紬を使用したドレスを製作し、年3回のファッションショーを行っています。
学生の最終目標は、「自分サイズのドレスを製作し、ファッションショーで着用して披露すること」を前提としています。そのためにドレスを引き立てる装飾やフォルムなど、創意工夫し、その人にピッタリ合うドレスづくりを学生と一緒に取り組んでいます。
両手が自由になるところが良いですね。
授業の中で大島紬を扱うことがあるのですが、この紬には機械織りと手織りの2種類があり、機械織りは、平織で緯糸(よこいと)の打ち込みが強く、カーブを縫うと※1パッカリングし、アイロンをかけても消えません。
フロートモード機能で調整をすると、縫いずれやパッカリングを解消することができました。この機能を使うと、問題なく縫えたので、ビックリしました。
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※1パッカリング:縫製時にできる縫い縮みのこと。縫った時にミシン目にできる縫い縮みやひきつれによる歪みによって発生し、縫い糸の張力が強すぎた時に、生地の織り組織がひきつれることによって発生するシワ。
ファッションショーでは、フェイクファー・サテン・ビニールなど、様々な特殊素材を使用します。今までのミシンでは全く縫えなかった素材も、このミシンではピン打ちだけで綺麗に縫えました。
生地が送りにくい時は、いつも押え圧調整とフロートモード機能で調整をしています。
「ミシンを使うのが怖い」と思っているのならば、怖がらずにもっと積極的に使ってほしいと思います。ミシンの機能も進化し、便利な道具がたくさんあるので、是非新しいものに挑戦してもらいたいですね。自分の欲しいものを自由に作れる楽しさを味わってもらいたいです。
一つ作る楽しさを覚えると、もっともっと作りたいという気持ちになります。
「とにかく作りたいものを自分でデザインして作る!」ということを本学では教えています。思考錯誤と創意工夫を繰り返す二年間です。
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ボタンホールを入れるサービスも行っておりますので、最後のボタンホール仕上げは、縫製工場で使用されている工業用ミシンで、既製服のように…。
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販売店:山神ミシン商会
取材:2018年11月