肩書き: 株式会社ドゥドゥ 代表取締役 兼親子お揃いブランドDOUDOU オーナーデザイナー
活動拠点: 東京都世田谷区
活動内容概要:親子お揃い服のデザイン・制作・販売、ワークショップ事業、インストラクター養成事業、本の出版
「ミシンで作るものを… 手作りの楽しさを広めたい!!」との思いで、メーカーや出版社とタイアップして毎月ワークショップを開催されています。
HP:http://doudou2011.jp/
minne:Doudou
ブログ: 親子お揃いブランドDOUDOU-ドゥドゥ-
Instagram:doudou.jp
活動・著書など
詳細はこちらをご覧ください。
《著書》
日本ヴォーグ社 パターンブック 「DOUDOUの女の子とママが着たい服」
韓国語、フランス語に翻訳されて海外出版
日本ヴォーグ社 パターンブック第二弾出版予定
《受賞歴》
minneにてベビーキッズカテゴリーで4ヶ月連続人気SHOP1位に選ばれました
《ワークショップ》
DOUDOU東京アトリエでのレッスン http://doudou2011.jp/lesson/
その他、全国各地百貨店にてワークショップ不定期開催
子供にかわいいお洋服を作ってあげたい、着せてあげたい!
いい生地で、いい道具で、世界で一着の価値ある服作りを、
縫い心地のよいミシンで楽しんでいきたいですね。
もともと洋服が大好きで、よくハイブランドのスタイルブックやショーウィンドウを眺めながらデザイン観察をしていました。
私は着たい服のイメージが自分の中に明確にあって、お店に行ってもトキめくお洋服に出会えることはごく稀でそれに近いものを買うという手段しかありませんでした。
当時、何か趣味を作ろうと思い、Googleで調べていたら洋裁教室を見つけたんです。
個人の先生が自宅で今の私のように教室を開いていて、洋服作りを教えていました。
「服って作れるんだ!」と思って、その先生の教室へ仕事がお休みの日に通っていましたね。
凄く楽しかったです。
最初に作ったのはベルト芯の入ったオレンジカラーのスカートでした。
基本のパターンをアレンジ使用して、裁断から制作するスタイルの教室でした。
自分の思い通りのイメージの服が自分で作れるって、こんなに楽しいんだと実感しましたね。
生地屋さんで生地を選ぶ過程も凄く楽しかったです。
当時は自分のために自分の服を作ることがとにかく楽しくて、2年ほど通っていましたが、結婚・引っ越しを機に通うのを止めてしまって、しばらくの間、私の洋裁熱が冷めてミシンから離れていました。
ある日、ママ友のおうちに遊びに行ったときに、その子のお母さんが自宅でお友達と洋服作りを楽しんでいたんです。
その光景をみて、私も独身の頃に服を作っていたことを思い出して、「また作りたい!」って一気に洋裁熱が高まりました。
それからママ友とそのお母さんたちと一緒に娘の服を作って楽しんでいましたね。
作ったお洋服を娘に着せてお出かけすると周りの方から「素敵な洋服だね。作ったの?カワイイ~!」という反応がすごく嬉しくて・・・。
何より、私の手作りした洋服を着る娘がすごく喜んでくれて、「ママが作ってくれたお洋服なの!」と友達や保育園の先生に嬉しそうに自慢している姿が、また私の服作りへの洋裁熱を高めていきましたね。
自分が作ったもので喜んでもらえるって、本当に嬉しいですよね。
自分で自分の服を作っていたときよりも盛り上がっています。
娘が生まれてから2~3年が経ったころ、一緒に服作りをしていた友達が、「販売してみる?」って、言ってくれたんです。当時、minneのサイトはまだあまり知られていなくて、試しに出品してみたんです。
一か月目、二か月目売れず・・・三か月目にやっと1着売れたんです!
「私が作った服が売れた~!」って、もうビックリ。
お客さんからレビューで御礼のメッセージが届いて、なんかすごく嬉しくなって!!
こんなに喜んでもらえるんだったら、もっと作ってあげたい!と思い、生地違いやサイズ違いのものを出品しました。すると、5か月目には5着まとめて購入してくださったお客さんがいて、「これはすごいね~」って友達と歓心しましたね。
当初、利益目的というより、趣味のように楽しくてやっていた感じでしたね。原価も考えず、おままごとのようでした。(笑)
それが楽しくて、ずっと続けていたら、段々とリピーターのお客様がついてくれました。
最初は子供服だけの販売だったのですが、たまにお客さんから「ママのお揃いも作れますか?」とオーダーを受けるようになって、子供と同じ生地でママのお洋服を作ってあげたら、すごい喜んでくれて!
minneに出店されているほかのショップを見ていても親子お揃いで出品しているショップがないな~っと思って、私も親子お揃いが大好きだし、お揃いで作ってみようと思ったのがDOUDOUの始まりですね。
子供服だけでやっていたら、大手子供服メーカーに勝てないと思って、親子お揃いのオーダーメイドはDOUDOUにしかできないなと思って始めました。
当時は仕事にしようとは思っていなかったので、ただ好きで自分や娘のために洋服を作って楽しいという趣味感覚でしたが、親子お揃い服のニーズがこれだけあるのはやはり世の中に求められている証拠だと思い、
きちんとブランドとしてコンセプトや想いも確立していこうと決意しました。何より好きなことを仕事にできるのは幸せなことだと思います。
次第にブランドのコンセプトや想いに共感してくれるママ達が全国に増えて、今に至っています。
ミシン離れしていますよね、今のママたちは働いている方が多くて、忙しいですね。
洋裁に対するイメージも難しいとか、時間や手間がかかると思われています。
でも子供に洋服を作ってあげると、想像以上に子供は凄く喜んでくれるんです。
友達に、「お母さんに洋服作ってもらったことある?」って聞くと「ある!ある!」って覚えているんですよね。
ある日の晩御飯のメニューは覚えていないのに、ママが作ってくれたお洋服は記憶にしっかり残っているんです。
その記憶って、やっぱりすごく嬉しかったから覚えていて、子供たちが大きくなった時、写真に残るママの手作りのお洋服を見るたびにママの愛情を感じて、気持ちがあたたかくなったり、幸せな気持ちになったりしてもらえたらとても嬉しいです。 自分はとても大切な存在で、きちんと愛される存在であるってこれから大人になる子供たちに感じてもらえるようなそんなお洋服作りのお手伝いをこれからも続けていきたいと思います。
全てのママたちが我が子のために一度はお洋服を作ってあげる世界があったらなら愛に溢れたとても素敵な世界だと思います。
そのためにどうしたらいいかなって考えたときに難しいとか、時間や手間がかかるというハードルをぐっーと下げて、キットにして、初めてお洋服作りをされる方でも2時間で簡単にできるレッスンを開催することにしました。
私の生徒さんは、みなさんミシン初めての方やミシンは学生以来の方がほとんどなんですよ。
参加されると、思ったよりも簡単でした!って言ってもらえるんです。
レッスンを終えて、お子さんに服を着せてあげると、
「ママが作ったの!」って凄く喜んでくれる姿を見るのが一番嬉しい瞬間ですね。
私は、子供にお洋服を作ってあげてみたい!と思っているママたちに
きっかけを作ってあげるためにソーイングの入口に立っている人だと思っています。
全くソーイングを経験したことのない人が、ちょっと足を踏み入れる
その境目のところでサポートする役目をしていきたいと思っています。
私の生徒様でも初めて来た頃はミシンは学生以来のほとんど初心者だった方がワークショップに通ううちにミシンの楽しさを知って、今ではお子様のために自宅で一人でワンピースを何着も作ってあげられるようになって最近ではご自分のお洋服もお揃いで作ってワークショップに着て来られる方もいらっしゃいます。
アトリエでのワークショップではまずは楽しい!!と思ってもらえることを一番大切にしています。
お客様を明確にイメージしています。
ペルソナ設定を意識していて、私のたった一人の理想のお客様を決めているんです。
年齢・家族構成・世帯年収・お住まい・ご主人の職業・趣味・読んでいる雑誌に至るまで、
100個くらい書き出して、事細かに決めているんです。
そのお客様に向けて、私のお洋服を着てもらいたい!って発信しているので、悩まないんです。
ビジネスをする上で悩む時間ってもったいなくて、デザインや価格で悩むというそういうレベルじゃなくて、もっと悩むところは他にもっとたくさんあって、考えること、イメージすることはたくさんあります。
最初にブランドを立ち上げる時も理想のお客様を一人設定すると仕事がしやすいんです。
私の大好きなお客様だから、いろいろと共感するし、価値観も同じで、性格も細かく設定しているので、
仕事がしやすくてストレスがないのが、ペルソナ設定のいいところですね。
私のブランドのお洋服は親子お揃いが大好きで親子お揃いのお洋服でお子様と素敵な思い出を作りたい
ママたちにお届けしたいと思っています。
また、日頃から自分の理想のお客様が何を考えていてどういうことに悩んでいるのかな?
どういうことが大好きなのかな?ということをいつも考えていることも共感性を呼ぶ一つかなと思っています。
私がママたちにトキめくお洋服を提供しているのに安いからという理由だけで
特にトキめきもしない服ばかりを娘に着せているのは違和感があります。
自分の理想のお客様と同じような価値観を持つママたちにも共感してもらうことが大事だと思っています。
ワークショップを通じて感じていることがあって、今までの「手芸」というイメージを払拭したいですね。
安いから作るとか、そういう感覚ではなくて、いい生地で、いい道具で、世界で一着の価値のあるものを作れるようなワークショップにしたいなと思って、今に至っています。
私のお客様層はそういう傾向にあります。
HZL-EX7も決して安いミシンではないんです。でも私の生徒さん達はみなさんご購入されています。
値段じゃなくて、子供に可愛いお洋服をつくってあげたい。着せてあげたい。素敵な思い出と記憶を残したい。そのために使いやすくて高性能ないいミシンを使って、洋服を作ってもらいたいことを日頃から伝えていて、生徒さんにも共感してもらっています。
何より縫い心地の良いミシンでソーイングする時間は最高に楽しい時間ですね。
価値あるおしゃれで洗練されたハンドメイドのデザインを提供していきたいですね。
普段から、イメージすることが好きで、こんな服があったらいいな~ってイメージするんです。
いつもデザイン画は書かなくて、布からデザインをおこすんです。
生地屋さんへ行くと、この生地にはこのデザインが似合うというのが何となくイメージが浮かんできて、
それが思い通りに形になるのが一番楽しい瞬間です!
私自身も向上中で、レベルを上げていきたいと思っています。
初心者は針をみながら縫うんですよね。
でも均等の幅に縫うコツは、針を見ないほうが綺麗に縫えるんですよ。幅を見たり、目盛りを見たほうが、まっすぐ綺麗に縫えますよ。
あまり厳密に何ミリずれたという気にしなくていいのかなって思います。
ワークショップでは最初は楽しいって思って帰ってもらうことを大事にしていて、
あまり細かく気にしないで、神経質になりすぎないで!
「間違って縫っても解けばいいから!」っていつも生徒さんに言っていて、解いて縫い直せば何回でもやり直しはできるから、「間違って縫っちゃった~!」ってならないで、間違えて縫ったら手前の工程まで解いてやり直せばいいからと教えています。
解けば解くほどうまくなるので、いつも生徒さんそう言ってます。
本当に解いたほうが上手くなるんです。
私自身も全部作り終わった後に「間違ってる!」って気づいて・・・。
全部解くと洋服の構造が分かるんですよ。
ここで間違ったんだって理解できると、解くのが大変だし、次は気を付けようと思って作りますよね。
失敗しても全然いいんですよ。
縫ったら取り返しつかないって思う人が多いですけど、解けばいいだけですから。
家庭用ミシン HZL-EX7
家庭用ミシン HZL-F600JP
他のミシンメーカーを使用したことがないのでわかりませんが、JUKIのミシンは使い心地がいいですね。
私の教室に通う生徒さんもJUKIのミシンを使っていて、今までお持ちになっていたミシンとは違う良さを実感されて、JUKIミシンへ買い替えされています。
私は、ずっとJUKIミシンを使っていて、使いやすさを実感しています。
エクシードからHZL-EX7へ使い始めてからは、パワーが全然違って、本当にすごいですね。
ボタンホールの縫い目の綺麗さはとびぬけています。
生徒さんにボタンホールを作ってもらうと、「既製服みたい!」っていうんですよ。
Instagram:動画
縫い心地や静かさもいいですね。
ママたちは子供が寝た後にミシンを使用するので、静かであることもポイントの一つです。
JUKIのミシンは大好きです。
裁ち目かがりも綺麗ですね。
ロックミシンなくても1台で十分ですね。
私もまだ全てを使いこなせていないので、これから少しずつ機能を覚えていきたいですね。
取材:2018年3月