手作りワールド

中央画像

パターンレーベル(you*ka ユーカ先生)

右画像

肩書き: 服飾デザイナー
活動拠点: 神奈川県藤沢市
活動内容概要:
分かりやすいレシピで大人気のオンライン型紙ショップ「パターンレーベル」のデザイナーとしてご活躍されています。2005年オープンしたパターンレーベルは、会員数3万人、また本の出版もされており、発行部数は合計20万部と多くのお客様に愛されています。

ブログ:http://pattern-label.seesaa.net/
Instagram:youka503
twitter :@patternlabel
型紙オンラインショップ:http://www.pattern-label.com/

画像

画像

活動・受賞歴など  詳細はこちらをご覧ください。

1972年生まれ。
1991年神奈川県立鎌倉高等学校卒。
1993年文化服装学院専攻科卒。卒業時に優秀賞受賞。
     (株)東京スタイルでパタンナーとして勤務。
     海外ライセンスブランド扱う会社に転職。
     デザイナーとして勤務し数ブランド担当。
     (株)ファイブフォックスでデザイナーとして勤務。
2000年出産を期に退社。同年8月男児出産。
     オーダーベビー服 の活動をはじめる。
2002年6月 男児出産。
2004年12月 育児&手作り日記ブログ公開。
2005年1月 「すてき手作り時間」ブログ公開。
2005年5月 型紙ショップ パターンレーベル オープン。
2005年5月 「ユーカのソーイングブログ」開設。
2006年3月 「ベストECショップ大賞2006」新人賞受賞
2009年4月 日本ヴォーグ社より 著作本 「まいにち着る女の子服」出版。
2012年9月 日本ヴォーグ社より 著作本 いちばんよくわかる「子供服ソーイング LESSON BOOK」出版。
2016年3月 日本ヴォーグ社より 著作本「子供服ソーイング STYLE BOOK」出版。

画像 画像
先生の声

1台で何でも出来るセブン君。
ちゃんとしたミシンを使い、何か1つの作品を作り完成してみると、今まではできないって思い込んでいた人でも、「できる!やれる!」に変わり、更にやる気が出てくると思います!
わたしは、型紙を通じてたくさんの人に作品が完成する楽しさや喜びを味わってもらえたら嬉しいです。

母の背中を見て、ファッション業界へ

左画像

小さいころから母親が洋裁をしていて、手作りの服を作ってくれていました。
身近に服作りの環境があって、私も母が作る服が大好きでした。
物心ついたときから、ファッションに興味があり、学生の頃にはパターンがひけるデザイナーになりたいという夢が自然と生まれました。
本格的に勉強するため、文化服装学院の入学を決意しました。それが私とミシンの出会いです。その頃、ミシンは学校で課題をするための道具の一つでしたね。

その後、アパレルメーカーにパタンナーとして就職しました。
パタンナーそしてデザイナーの経験を積み、出産を期に退社をし、自らホームソーイングを始めました。出産後、久しぶりに作ったのは、息子へのデニムパンツでした。
始めは仲の良いお友達だけに作った服を少しだけ販売していたのですが、そのうち口コミで広がり、今度は「私も作りたい」と言う、お友達がたくさん出てきました。
お友達に教えているうちに今度は型紙が必要になりました。また型紙とは別に詳しい作り方を載せると、もっと多くの作りたいと思っているお母さん達に喜んでもらえるのではないかと思い、始めたのが現在のパターンレーベルのスタートです。

生活の中から生まれる型紙たち

中央画像

現在は自分で作りたいと思うものや、自分が誰かにプレゼントしたいものをパターンレーベルの商品にしています。
普段の生活の中で、こんなものがあればいいな、というものを自ら機能性・デザインをプラスして楽しんで企画しています。

画像

画像

画像

まずはちゃんとしたミシンで取り組んでみて!!

左画像

ミシンが苦手だから、私にはソーイングができないって思っている人が多いと思いますが、それは意外と自分のせいではなく、使っているミシンに原因があったりすることが多いです!
この前も近所のママ友とワークショップを開催して、そのときに皆さんにミシンを持参してもらったのですが、「縫えない~」っていうから、見てみると、調子の悪いミシンをそのまま使っていて、ティッシュケース1つ作るのにも何度も糸が絡んだりしてしまって、誰が縫ってもうまくいかない状態でした。
できれば、ちゃんとしたミシンを使い、何か1つの作品を作り完成してみると、今まではできないって思い込んでいた人でも、「できる!やれる!」に変わり、更にやる気が出てくると思いますよ。
わたしは、型紙を通じてたくさんの人に作品が完成する楽しさや喜びを味わってもらえたら嬉しいです。

中央画像

上画像

職業用ミシン SL-300EX

普段わたしがメインで使っている職業用ミシンSL-300EX
オーガンジーのような薄物からランドセルのような厚物まで直線縫いなら何でもお任せって感じの頼もしいミシンです。
上画像

段付き押え

糸先を指で押さえて縫い始めると裏側も綺麗に縫えるんです♪
この押え金はコバステッチがきれいにかかる段付き押えを使用しています。
首回りのコバステッチをかける時にも便利です。

動画で見る使い方

公式オンラインストア

上画像

スムース押え

「ビニコ」の表のツルツルしている面を縫う時は、「スムース押え」がおすすめです。布地の進みを妨げないので針目も安定して縫えます。

動画で見る使い方

公式オンラインストア

上画像

スムース押え(加工)

細かなギャザーよせには短く加工した「スムース押え」が便利です。
目打ちを使ってギャザーの山がきれいに揃うようにゆっくりミシンを進めると綺麗なギャザーがよせられます。

上画像

マグネット定規

ミシンの針板(目盛が書いてあるところ)にぺたっと貼りつけて使う「マグネット定規」
布端を合わせやすいので簡単にまっすく縫うことができます♪

動画で見る使い方

公式オンラインストア

上画像

三ツ巻押え

フリルの端やハンカチの端などの処理に使います。
慣れるまで少し練習が必要ですがコツをつかめば大丈夫♪
女子アイテムを作る機会が多い方は持っていると便利です。

動画で見る使い方

公式オンラインストア

上画像

ファスナー押え

後ろ側にある緑のネジで左右をチェンジ出来ます。
職業用ミシンにはテクニックがなくても綺麗に仕上がる魔法の押さえ金がたくさんあるので同じものを沢山作る人に向いていると思いますよ。

動画で見る使い方

公式オンラインストア

上画像

家庭用ミシン HZL-EX7

わたしが最近浮気している家庭用ミシンHZL-EX7
直線縫いもジグザグ縫いもボタンホールも刺繍もできちゃうスペシャルな家庭用ミシンです。

スライド針板
ボタンホールなども作れる家庭用ミシンは、針が真下だけではなく横にも動くようになっています。
そのため針板の穴が職業用ミシンに比べると大きいのですが、そこに布地が入り込んでしまいきれいに縫えないことがよくあります。
セブン君の針板はスライドするだけで小さな穴に変えることが出来るので、薄物でも、縫い始めでも、布地が入り込むことがなく綺麗に縫えるのでとても気に入っています。

右画像

基本押えの黒色ボタン
ポーチの脇縫いやかばんの持ち手など、縫い始めから厚みがあるものを縫う時に押え金をフラットな状態で固定できるので上と下の布地がズレることなく、最初から縫い目が安定して綺麗に縫えるところが良いです。

右画像

ボタンホール
職業用ミシンの外付けのホタンホーラーとは違って、色々な型板駒を準備しなくても「眠り穴」「鳩目穴」だけではなく「ニット用」やジャケットの袖口などに使う「飾りホール」も作ることができるところが凄いです。
セブン君のボタンホールは、実際に使うボタンをセットするだけで的確なサイズのホールを作ってくれるのでとても簡単。しかも縫い目が既製品のようにきれいなところが気に入っています。


 

右画像

落とし縫い押えを使用した基線変更
お洋服を仕立てる際に、襟ぐりのパイピングやパンツやスカートの裾上げの時など、コバステッチをかける工程はたくさんあります。
布端から2mmぐらいの細かい部分を均等に縫うのはとても気を使う作業ですが「落とし縫い押さえ」と「基線変更機能」を使えば布端を押え金のガイドにあてるだけで、とても簡単にきれいなコバステッチがかけられます。
ネックまわりなどは目立つ箇所は、ぜひこの機能を使ってみてほしいです。


 

右画像

LEDライト
老眼も気になるお年頃、深夜に黒い布地を縫うなんてありえないけど、LEDライトのお陰で縫えちゃいました。
太巻き糸用の糸立台も追加されて大満足の使いごこちです♪

右画像

取材:2017年7月