お名前: ウルハハ(ウルトラのハハ)様
お住まい: 千葉県
ミシン歴: 12年
ブログ : まいにち布つなぎ http://ameblo.jp/nunotsunagi/
twitter: ウルハハ@mishinobasan、https://twitter.com/mishinobasan
子供が病気で入院し通院で付き添う必要があり、介護の傍ら、好き勝手に布を繋げたのが始まりです。手縫いのパッチワーク(H&H)を20年近く続け、12年前位からミシンでパッチワークをするという事を習うとパッチワークに留まらずソーイングにも手を広げ楽しんでいます。
ずっと海外メーカーのミシンを使っていましたが、私が開いているキルト教室の生徒さんと一緒にJUKIのHZL-FQ65を買ったのがきっかけで、JUKIを使うようになりました。
海外メーカーの高級機は一般の生徒さんにはグレードが高すぎるので、JUKIはお手ごろなミシンだと思います。ちょうどいい大きさや重さもあってお勧めしやすいミシンですし、時田ミシンさんでは、きちんと機能を確かめて比較しながら購入できます。
時田ミシンのお店では、ミシンを使ったお教室も開かせていただいています。ミシン屋さんでやる教室にはメリットがあって、ほとんどの生徒さんが時田ミシンさんでミシンを買っているので、自分が家で使っているのと同じミシンを使って作品が作れるんですよ。更に、ミシンの使い方で分からないところがあれば店員さんに聞けるし、一緒に学べるからいいですよね。
手縫いで作品を作りたいという生徒さんもいますが、ミシンで作る生徒さんと制作スピードを揃えるためにミシンをお勧めすることもありますね。
今は主にキルトのバッグやタペストリーを作っていて、時田ミシンさんのお店と自宅の1階でお教室を開いています。ケイフ・ファセット(Kaffe Fassett)の生地が大好きで、自宅にもいろいろ置いてありますよ。旅行にもよく行きますが、いつも旅行先をイメージしたバッグを作って持って行きます。
ミシンもJUKIの職業用ミシンを含め5台置いてあります。こんなにミシンがあるのは、やはりミシンそれぞれによい点があるからでしょうか。特に飾り模様のステッチは、それぞれのミシンにそれぞれの良いステッチがあるので使い分けています。
たまに直線だけ縫えればいいというミシン選びをする人がいますが、私はそれはお勧めしません。ジグザグ縫いが必要なときもありますし、何よりたくさんのステッチがあれば作品づくりの楽しみがもっと広がりますからね。
気に入っている機能はフロートモードとピボット機能です。ちょっと難しい機能のような気がしますが、使ってしまうととても自然で違和感のない動きをしてくれます。なので、たまにほかのミシンに浮気をしたときに「あれっ?」て思うくらい(笑)。
押えを替えたりしても使える機能なので、前のJUKIミシン(HZL-FQ65)で縫ったときよりも使いやすくなっていると思います。
キルトではよれないようにフリーモーションとウォーキングフットを使うことが重要なんですが、フロートモードはこの点で使いやすくて気に入っています。
フロートモード:
押えを少し浮かせてぬう機能です。
キルティングやベルベットなど、縫いずれしやすいものをぬうときに使います。
ピボット機能:
ミシンを止めたとき、針が下停止のまま押えを少し上げる設定ができます。
生地の角やカーブ部分のぬいに便利です。
再スタートしたときは押えが自動で下がりスムースに続けてぬえます。
フットコントローラのかかと側を踏むと、縫う以外の操作ができますよね。この操作は自分で選べるんですが、私は前の機種と同じ糸切り機能を割り当てています。キルトをやるときにはこれが一番使うし、初心者の人にも分かりやすいと思います。慣れれば間違えて踏んで糸を切ってしまうこともないですね。
私はソーイングもパッチワークも特別なものではなく、どなたでも楽しめる趣味だと思っています。手作りは本来自由なものだと思うので、基本を覚えたらぜひ!自分なりのアレンジをして欲しいですね。そのほうが絶対にもっと楽しくなりますよ!
私の教室では、生徒さんがそれぞれの作品を作っていますよ。教室の標準のテキストの通りに学んでいく人、自分の作品を持ってきて作っている人、私の作ったキットを作っている人、とかね。ソーイングではオリジナリティーを発揮して、サンプルの作品や作例にとらわれずに自由にアレンジして作っていって欲しいと思います。全体的に皆さん、ステッチがきちんと布端に入っているかとかの細かい部分を気にしすぎる人が多いと思います。そんなところは気にせずに、サイズも装飾も自分なりにアレンジしないと楽しくないですよね。ぜひそんな自由でこだわらない作り方をして欲しいと思います。
ミシンで手作りすれば、目が悪くなったり体が動きづらくなったりしても、手縫いに比べてずっと続けやすいメリットがあります。ぜひ始めるなら一日でも早く!そのための取り掛かりにいいミシンとして、EX7を私はお勧めします!
取材:2016年10月