行政繊維生産7~9月期-26四半期連続減少繊研,〔03.12.9(5)〕
経済産業省がまとめた「産業活動分析」によると、繊維工業の生産指数(00年基準)は前四半期(4~6月期)比1.2%減と26四半期連続の低下となった。「その他繊維製品」を除くすべての業種が低下した。
素材竹マークを制定繊研,〔03.12.19(4)〕
野村産業、東レ、クラボウ、日本毛織は18日、バンブー・レーヨン素材(糸・テキスタイル)の品質保証「竹マーク」を制定したと発表した。4社に中央毛織、トーア紡を加えた6社が04年からおのおのが設けた基準でラベルを供給して品質レベルを守り、消費者への訴求を高める。バンブー素材は自然の抗菌・消臭性や光沢、綿以上の吸湿性などに加え、竹は日本人好みの凛としたイメージがあり人気を呼んでいる。また木材パル王に加え成長が著しく早いためエコ素材としても評価される。
アパレル美脚パンツさらに美しく日経産,〔03.11.21(1)〕
オンワード樫山は女性パンツを作成する為のボディーを独自開発した。アパレル会社は通常市販のボディーを使用しており、自社開発は珍しい。三次元計測により現代の若い女性の下半身を再現。人気が高まっている「美脚パンツ」の開発に利用する。
流通30代が市場をつくる 団塊ジュニアはココが違う繊研,〔03.11.25(1)〕
人口構成が最も多く、ファッション消費をリードしている団塊ジュニア世代。10年前に「平成ブランド」ブームを引き起こし、新しいヤング市場を形成、現在では30歳代に差し掛かり、大人市場に変革をもたらしている。この巨大な「宝の山」をつかもうと、各社の取り組みも一段と活発化してきた。需要を獲得するためのキーワードは「質感と感度の向上」「個への対応」などだ。
消費衣料品の売り逃がし 年8800億円日経,〔03.12.13(3)〕
日本百貨店協会の調査によると、百貨店の年間衣料品販売額は3兆4000億円。一方で、販売機械のロスによる売り逃がしは8800億円に達し、販売総額の25%に相当する。同協会は「8800億円は百貨店・アパレル業界に対する顧客の失望感の総量だ」と指摘する。同協会は欠品を減らすため、日本アパレル産業協会と共同で「コラボレーション取引」の普及に取り組む。納品率を契約書に記すなど取引条件の見直しで問題を解決する試みだ。完全実施での機会ロスのうち5500億円をなくせると同協会は主張する。