行政
繊維課、オリンピック勉強会を設置繊研,〔15・9・8(2)〕

経済産業省繊維課は、「オリンピック・パラリンピック勉強会」を立ち上げる。日本の繊維産業が持つ高度な技術がユニフォームや福祉用具などへの活用が期待されるため、新規用途開発や新市場開拓を目指し業界のニーズとシーズのウォッチングを行う。

行政
外国人在留8年に延長、高度技術人材を確保日経,〔15・9・10(1)〕

政府の経済財政諮問会議の民間議員は10月に発足する改造内閣で取り組む新たな経済政策の素案をまとめた。外国人の在留資格に示す滞在期間を最長8年に延長し、高い技術や経営能力を持つ人材を確保。公務員の配偶者手当の見直しなどを通じ女性や高齢者が働きやすい環境を整え、500万人程度の就労拡大を目指す。

素材
16~17年秋冬ミラノウニカ ニュークラッシックに注目繊研,〔15・9・11(1)〕

16~17年秋冬のテキスタイルは、クラッシックな素材を加工でモダンに仕上げた"ニュークラッシック"が浮上しそうだ。10日、閉幕したイタリア素材見本市のミラノウニカ(MU)では、千鳥格子やヘリボーンにラミネート加工で人工的な艶を足したり、クラシカルな雰囲気を醸し出す花柄やツイード柄をのせたメッシュ、ダブルフェイスであふれた。

素材
有害物質ガイドライン公開繊維ニュース,〔15・10・2(2)〕

日本繊維産業連盟は、「繊維製品に係る有害物質の不使用に関するガイドライン」をこのほど作成し、ホームページで1日公開した。今後も特定芳香族アミン対策のQ&A集の作成など繊維製品の安全性確保を目指して活動を強化する。背景には、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」第2条第2項の物質を定める政令の一部を厚生労働省が4月に改正し、24種の特定芳香族アミンを生ずるアゾ化合物の規制を法制化(2016年4月施行)したことがある。

アパレル
衣料各社「日本製」で攻勢日経MJ,〔15・9・7(7)〕

ファッション各社が日本製製品の取り扱いを拡大する。訪日外国人や品質の高さを求める日本人の消費者に支持されているためだ。三陽商会は紳士向けブランドでジャケットの全量を日本製にする。オンワード樫山も日本製の雑貨を増やす。今年の秋冬からは業界団体が「純国産」の商品を認証する制度がスタート。日本製衣料品の注目度が高まりそうだ。

アパレル
心地の研究日経MJ,〔15・9・21(2)〕

成人男性を中心に、上着に求められる着心地について店舗調査で肩回り寸法との関係を工学的に検討した結果、肩回り寸法を小さくすればよいことが分かった。体型が似た20代男性を選定して行った触知覚(皮膚や筋肉で認識する感覚)による官能評価結果から肩回り寸法を小さくすることで肩部の圧迫感、窮屈感がなくなり、動きやすくて着心地が良いことが数値で確認された。

アパレル
量販店・専門店チェーン向けアパレル インド生産に注目繊研,〔15・10・9(3)〕

量販店、専門店チェーン向けを主力とするアパレルメーカーがインドに熱い視線を向けている。紡績から、製織、裁断、縫製までこなす上、素材も綿、麻、ウールなど天然繊維からポリエステル、アクリルといった合繊まで充実している。縫製工賃も安い上、労働力も豊富。欧米のグローバルSPA(製造小売業)が先行してインド生産を活用しており、ファッション感度も高い。

アパレル
大きめサイズの通販、活況に通販,〔15・10・22(1)〕

大きめサイズの女性をターゲットにしたアパレル通販が盛り上がりを見せている。昨今の「ぽちゃかわブーム」もあり、ぽっちゃりしていても積極的におしゃれを楽しむ人が増加しているようだが、店頭などではなかなか体型に合うものがなかったり、着れはしてもファッション性が無く、好みに合わなかったりする場合も多く、通販チャンネルがそうしたニーズを掴み、展開する各社とも好調に売り上げを伸ばしている模様だ。

アパレル
おしゃれは服より家日経MJ,〔15・10・30(1)〕

アパレルファッションは苦戦気味だが、キッチン雑貨やクッションなど家の中を彩るホームファッションが盛り上がりを見せている。交流サイト(SNS)への写真投稿やホームパーティーの機会が増えており、着心地より居心地を優先する志向が強まっているためだ。既存の雑貨チェーンに加え、イケアやニトリなどが小型店を拡大。ホームファッションは新たな成長ステージに立った。

クリーニング
テキスタイルケアはク業ではない!全ドラ,〔15・9・10(1)〕

日本テキスタイルケア協会の住連木代表理事の照会に対して宮沢経済産業大臣と塩崎厚生労働大臣の連名で「テキスタイルケアのサービスはクリーニング業法第2条のクリーニング業に該当しない」との回答があった。テキスタイルケアのサービスとは衣服整形仕上げと染色で、住連木氏はこれを機に新しいビジネスモデルを構築し、大改革に取り組んでいきたいとの意欲を示した。

消費
紳士服売り場にも景気回復のきざし 百貨店で大改装ラッシュ朝日,〔15・9・5(10)〕

百貨店の紳士服(メンズ)売り場が改装ラッシュ。業界では「景気が悪くなると真っ先に売れなくなり、景気が上向いても回復は最後」と言われる紳士服。その売れ行きにようやく回復の兆しが見え、業界が沸いている。松屋銀座は15年ぶりにメンズ売り場を大改装。阪急メンズ東京と西武渋谷店、阪急百貨店も、大規模改装を実施し高級化を進める。名鉄百貨店も4月にメンズ館を改装、松坂屋名古屋店も来春改装予定。

消費
教えて消費の疑問 1000人の家計簿日経MJ,〔15・10・16(3)〕

日経産業地域研究所が民間委託して全国の20~60歳代の男女1000人にネット調査した。クリーニング店利用は「季節の変わり目に1、2回」が23.8%と最も多く、宅配サービスではなく実際の店舗を利用する割合が8割弱だった。クリーニング店を利用している789人に1回あたりの平均利用額を聞くと「1000円以上2000円未満」が最も多かった。

健康・快適性
スポーツタイツ日刊工業,〔15・10・27(31)〕

膝などの関節、太ももやふくらはぎなどの筋肉をサポートするスポーツタイツは、サポート効果だけでなく、ファッション性や耐寒性、軽量化も進んでいる。ワコールのCW-Xは、サポート部位を無縫製にすることで従来品に比べ25%軽量化、着脱も容易にした。ミズノのバイオギアタイツは、2枚の薄い素材を接着加工することでサポート部の縫製を無くし、部位ごとにきめ細やかにサポート力を調整できるようにした。ゴールドウインのC3フィットは、足首から太ももへと徐々に着圧を弱める段階圧着による血行促進効果をうたっている。

行事
テキスタイルカレッジ 「繊維製品の品質管理と品質保証」

(1)2016年2月5日(金)10:00~18:20
(2)大阪科学技術センター
(3)「生地の物性・堅牢度の一般的基準や試験方法の説明」「機能性試験の内容と評価基準」「製品クレームの事象と対策例」ほか
(4)日本繊維機械学会 06-6443-4691
記事中の(1)は日時、(2)は場所、(3)は内容、(4)は主催者・連絡先とする。