行政改正労働契約法、13年4月施行日経,〔12・9・24(15)〕
契約社員やパートタイマーなどの雇用安定を促す改正労働契約法が13年4月に施工する予定。同じ職場で5年を超えて働く人を対象に、本人が希望すれば正社員と同じように無期限に切り替えられる。
行政ポリ乳酸で世界初・透明電圧材料開発繊維ニュース,〔12・9・7(2)〕
帝人の新フィルム開発推進室と関西大学システム理工学部は、ポリL乳酸とポリD乳酸の2種類のポリ乳酸フィルムを用いることで、簡便な積層プロセスで製造できる透明で柔軟性があり、圧電効果の高い材料を世界で初めて開発した。今後、従来の圧電材料では対応の難しかった部位でのセンサー用途や超音波モーター、医療用超音波振動子など幅広い用途での実用化に向けた研究開発を進めていく。
行政環境・安全に貢献する高機能繊維繊維ニュース,〔12・9・13(4,5)〕
日本ではアラミド繊維や超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアレリート繊維など様々な種類の高機能繊維が生産されている。こうした国は世界的にも珍しく、日本の繊維産業が持つ技術力の高さを裏付けていると言える。高機能繊維の中でも、スーパー繊維は「非常に強くて伸びにくい」という特徴を持つ。一般的に強度が約2GPa以上、弾性率が50GPa以上の繊維を指し、その特性を生かして様々な用途に使用されている。
行政紙ファスナーを本格販売繊研,〔12・10・2(4)〕
YKKファスニングプロダクツ販売は今月から、紙ベースの樹脂と紙糸を使った「紙ファスナー」を本格販売する。紙糸で織ったテープに紙樹脂製のエレメントを射出成形した「ビスロン」ファスナーで、スライダーや上下止めにも紙樹脂を使い、総重量の50%以上を紙が占めている。非石油由来の原料を使うことで、環境対応型の商品として訴求する。
アパレル日本メンズファッション協会 技術の伝承を応援 「マイスター」に8人認証繊研,〔12・9・6(1)〕
日本メンズファッション協会(MFU)はものづくりにスポットを当て、技術の伝承を応援する「MFUマイスター(技術遺産)認証」を本格的に開始する。認証式は6日、渋谷ヒカリエで同協会の第10回グッドエイジャー賞と合わせて行う。今回はメンズ分野のシャツやスーツの縫製、ニット、ネクタイ、革小物など8人(団体)が選ばれた。
アパレル増える高齢者向け衣料繊研,〔12・9・25(5)〕
ファッション市場として今後の成長が期待される団塊世代。さらにその上の、いわゆる後期高齢者を含めた世代のファッション需要を捉えようという動きも徐々に広がりつつある。加齢による身体機能の衰えや体型変化に対応した機能を持ちつつ、ファッション衣料としても楽しめる服を提案、潜在ニーズの掘り起こしに挑んでいる。
アパレル日本の技術支援期待繊研,〔12・10・12(1)〕
ミャンマーの縫製産業が問題を抱えながらも拡大している。制裁解除で欧米からの大規模な発注も増え、新工場建設も急増。日本からも大手アパレル企業の発注が本格化している。ただ、日本の発注先は韓国や中国、台湾など外資工場に偏重。一方、ミャンマー側は日本に発注だけでなく、技術指導や人材育成への期待が強い。産業の高度化に不可欠だからだ。日本側が支援を継続することで、現地での生産を長期的に確保できる可能性が広がる。
クリーニング大学生受け入れ衣料管理実習全ドラ,〔12・9・10(3)〕
全ク連は7月30日~8月3日の5日間「衣料管理実習」を実施した。同実習はアパレル企業の品質管理部門で活躍する専門職「1級衣料管理士(TA)」の資格取得のために繊維製品やクリーニングに関する企業などでの研修を行うもので今回は8大学から16名の学生を受け入れた。
品質管理ミシン縫製におけるニットの地糸切れ防止に関する研究平塚奈那子,松梨久仁子,谷祥子,島崎恒藏,繊消誌,53(9),〔12・9〕p723~730
ニットの地糸切れに関与する因子は多く存在するが、従来、ニット生地への水分付与が地糸切れ防止対策の1つして知られている。この研究では、綿100%ニットは乾燥状態で地糸切れの発生率が高く、水分の付与により防止効果が確認できた。しかし、モダル(改良されたレーヨン)100%ニットの場合は綿ニットとは逆の傾向が見られ水分率の増加により地糸切れは増加した。ニットの地糸切れ防止対策として水分付与を考える場合は素材による検討が必要である。
その他バッグメーカーの生産拠点作り繊研,〔12・10・23(3)〕
バッグメーカーが、本格的なチャイナプラスワンの生産拠点構築に向けて動き始めた。兵庫・豊岡のメーカーは今春、ベトナム・ダナンの合弁工場を稼働させた。京都の有力メーカーも中国の体制を強化する一方で「ミャンマーかカンボジアでの拠点作り」を決め、情報収集に乗り出した。