目次
行政日本人の体格調査が本格始動アパレル工業,[04・11・01(2)]
経済産業省は今年度から「人間特性基盤整備事業」の一環として、数千人規模の人体寸法・形状計測を実施する。日本人の体格調査は約十年ごとに行われ、最近では92~94年に実施された。同事業は経産省から人間生活工学研究センターへの委託事業。今回の体格調査は、今年度から三年間かけて、首都圏や近畿圏を始め、全国数箇所に計測施設を設置し、数千人の計測をする計画である。
加工ここに技あり:発熱ウール繊研,[04・11・06(4)]
機能性を売り物にする素材は数多い。ただ、実際に着用すると、効果を体感しにくいこともよくある。そんな中、機能をはっきり実感できる素材が、ナノテク技術を駆使して開発した日本毛織の吸湿発熱ウール「ウェルウォーム」。ウールは湿気を吸って発熱する性質を持っている。ウールの親水基が、体から出る汗などの水蒸気と反応して吸着熱を出す。ウェルウォームは、元々ある親水基に、ある薬品メーカーが開発した助剤を付与、さらに独自ノウハウによる還元剤を加えることで、親水基を増やして反応を増幅させた。同社の試験では、衣服内温度は通常のウールに比べて1~2℃上昇するという。
アパレル学生服・中国で内販化日繊,[04・09・28(1)]
学生服最大手の尾崎商事は、中国沿岸、都市部を主体に今年2月から進めていた現地の学校、学生衣料の調査活動が大詰めを迎え、年内に第1段階のリサーチを終了、来年から本格的な提案営業活動に入る。上海・青浦にある独資工場、上海尾崎商事服装有限公司は、昨年8月から生産をスタート。「カンコー」ブランドで知名度アップを狙う。
流通姿現す手作り市場、売買で作品’評価’繊研,[04・10・14(1)]
1,000を超える'マイブランド'を集めた物作りの大型イベント「もの作りビッグギャラリー」が、初めて東京・有明のビッグサイトで開かれた。見て習って買うをうたう多彩な内容で、600ブースにプロ、アマチュア約1,200人が自身の作品を展示し、販売した。来場者は2日間で2万5,000人を上回り、手作り市場の可能性を示した。
クリーニング関西で多発!弁償サギ事件全ドラ,[04・10・20(2)]
代理人と称する人物が伝票を持たずに来店し、仕上がり品を受け取っていった後、預り証を受け取った本人が引き取りに来て、「品物がない」と高額な賠償金(30万、50万、100万円等)を請求する事件が春ごろから関西方面で起きているという。代理人は取りにいけなくなった本人から依頼を受けたとして、品名やブランド名等の情報を事細かく説明し品物を引き取っていくが、預り証を持った本人は「代理人など知らない。品物がないなら賠償金を払え」と請求するという。