行政持続可能な繊維ファッション産業へ連携繊研,〔21・8・20(2)〕
ファッション産業を目指す新たな「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JSFA)」が8月3日に創設された。自然環境への悪影響や労働環境の不透明性などの産業の課題解決や、大量生産・消費・廃棄からの脱却など、産業の構造転換を目指す。現段階で会員企業は正・賛助で11。
素材メルトブロー不織布販売繊維ニュース,〔21・8・23(7)〕
三菱製紙は、メルトブロー不織布(MB)の販売を始める。高砂工場に導入した生産設備の営業運転を開始し、マスクのフィルター用に提案するほか、工業用のエアフィルターや液体フィルターなどに展開
する。MBの生産能力は、マスク換算で年間2億枚に相当する。自社製不織布マスクのフィルターに活用するほか、マスク市場に新規参入した企業に販売する。
加工接着剤の定着機能を一体化繊維ニュース,〔21・8・26(7)〕
プリントサービスのイメージ・マジック(東京都文京区)は9月、インクジェットプリンターと接着剤の定着機を一体化させたオンデマンド転写プリンター「Trans Jet」(トランスジェット)2機種を発売する。製版や〝かす取り〟といった作業を省くことで効率化とコスト削減を図る。綿、ポリエステル、ナイロンなど多様な素材に対応する。Tシャツ、パーカ、キャップ以外にも、スポーツマーキングやユニフォームプリントに活用できる。
アパレル日本ファッション産業協議会が解散へ繊維ニュース,〔21・7・13(3)〕
日本ファッション産業協議会(JFIC)は6月24日、都内で定時総会を開き、8月1日付で「J∞クオリティー」商品認証事業の譲渡とJFICの解散を決めた。J∞クオリティーは日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)に譲渡され、認証番号なども継承する。JFICは13年10月にジャパンブランドの確立を目指して発足。持続可能な成長を遂げるため、近年は業界団体の統合を図るべきとの意見が出ていた。
アパレルユニフォームメーカー 医療向けが好調 繊研,〔21・8・3(1)〕
医療向けユニフォームの売り上げが伸びている。特に看護師向けウエアは、高齢者の増加を背景に人手不足が続き、就業人口が緩やかに増え続けており、以前から安定的な成長市場だ。コロナ下で洗い替え用の追加需要に、中途採用の増加が加わっている。人材確保のためにユニフォームで差別化する病院もあり、看護師ウエア市場の拡大は、しばらく続きそうだ。
アパレルサステファッション普及図る 繊維ニュース,〔21・8・23(3)〕
消費者庁、経済産業省、環境省の3省庁は、サステナブルファッションの推進に向けたタスクフォースを立ち上げ、会議を開催していくことを発表した。衣服の生産・流通から廃棄・循環までの各段階に応じ、事業者と消費者の双方に向けた取り組みを進める。3省庁は繊維の事業者団体との連携も重視する。新組織「ジャパンサステナブルファッションアライアンス」と協議するほか、日本アパレル・ファッ
ション産業協会などとも協力関係を強化する考えを示した。
アパレル岩手県の縫製工場プロジェクト10社に -自社ブランド開発・発信 繊研,〔21・8・19(1)〕
岩手県の縫製工場がファクトリーブランドを開発・販売する「イワテメイドアパレルプロジェクト」。岩手県には縫製工場が集積し、高い技術力から有名ブランドの受注生産などを手掛け、長年にわたって日本のアパレル業界を支えてきた。コロナ禍の影響で受注が激減したため、工場が自社ブランドを立ち上げ、強みの技術力の高さを発信していく挑戦を支援するため、同プロジェクトが発足した。今年度中に10社の新商品を発表し、販売を始める予定。
消費ファッション専門学校生のファッション 意識調査 繊研,〔21・7・15(7)〕
繊研新聞社が22年春卒業予定者を対象に行った「ファッション意識調査」(回答者1732人)では、「ザラ」が好きなブランド、よく買うブランドの2項目で、2年連続の1位を達成。半面でファッション系の学生らしく、デザイナー系ブランドの人気が上昇した。買う場所では、古着屋や個店が得票を伸ばし、大型商業施設は全般に苦戦するなど、新型コロナウイルスの影響がうかがえる結果となった。
健康・快適性乳がん早期発見ウェアラブル製品を商品化繊研,〔21・7・27(1)〕
乳がん早期検知ウェアラブル製品を中国の大学機関と香港の企業が共同開発した。胸の代謝変化などのデータを収集するセンサーをノンワイヤーブラジャーの両胸脇部に入れ、1カ月に1回8時間使用すれば、乳がんの早期発見ができる。ノーベル生物医学賞の研究理論である「人体の生体リズム原理」に基づき、乳房の温度、湿度、代謝リズム変化を計測し解析するものである。