行政ISO衣料品サイズ委、アパレル3次元CADを議論日経,〔14・7・2(2)〕
ISOの「衣料品のサイズシステムと表示及び計測方法の技術委員会」WG2デジタルフィッティングで、「アパレル3次元CAD」の議論が本格化している。日本のビジネスチャンスになる可能性をもつ。
行政製品デザイン 中小企業優遇日経,〔14・7・29(4)〕
中小企業庁は、中小企業などが3Dプリンターを導入して試作品を作ったり、デザイナーと組んで百貨店などで販売したりする際に、低利融資や特許登録の割引などの制度を使えるようにする。「中小企業ものづくり基盤技術の高度化に関する法律」の改正案で、新たに「デザイン」を加える方向。
行政海外進出が不可欠近代縫製,〔14・8・5(1)〕
経産省では、日本ファッション産業の海外展開戦略に関する調査を行った。同調査ではクリエイティブ産業の中核であるファッション分野に着目し、中華圏(中国、香港及び台湾を含む)、東南アジア圏、北米圏、西欧圏における市場及び産業構造を調査・分析し、グローバルマーケットで成功するためのポイントを抽出している。主要国におけるファッション市場規模に関しては、2013年に206兆円、2020年には325兆円へ成長すると予測している。特に中華圏は2020年までには60兆円拡大し、113兆円の世界最大市場へ成長するとしている。
行政東京発クールファッション、都など支援日経,〔14・8・12(35)〕
東京都と繊維ファッション産学協議会は、パリで開催されるファッションイベントに都独自のショールームを期間限定で開設し、将来有望な日本人デザイナーと世界の有力バイヤーを引き合わせる。ファッション産業の海外展開を促し、東京発の「クールジャパン」を世界にアピールする。
素材注目される環境配慮型素材繊研,〔14・7・15(3)〕
脱石油のバイオマス由来繊維や、商品を回収・再利用するリサイクルシステムなど、環境配慮型製品が注目されている。合繊の素材開発や染色加工での有害薬剤の切り替えなど、取り組みが進みつつあるが、本格普及に向けてはまだまだ課題も多い。市場のグローバル化に伴って、環境に配慮した物作りは今や"国際標準"になりつつあり、日本でも業界をあげた一層の取り組みが求められる。
アパレルTPS縫製アパレル工業,〔14・7・1(1)〕
二点千鳥ミシンを用いて生地を突き合せて縫い合わせる「TPS縫製」による商品が市場でのポジションを確保しつつある。TPS製品はこれまでの生地を重ねて縫い合わせる方法に比べて、縫い代の重なりがないため、フラットに仕上がり、着用感がよく、美しいシルエットが得られるのが特徴である。生地を突き合せて縫合する縫製方法に関する特許は2013年8月16日に成立した。
アパレルファッション企業のタイ進出相次ぐ繊研,〔14・8・6(1)〕
日本のファッションブランド企業のタイ進出が相次いでいる。親日性が強く、ASEAN(東南アジア諸国連合)進出の足掛かりとして位置付ける企業が多い。単に直営店を出すだけでなく、マルチメディアを使い日本のビジネスモデルをそのまま輸出する取り組みが始まった。タイで成功すれば、周辺国にも横展開という発想も共通している。
アパレル石川県に縫製工場の誘致本格化繊研,〔14・8・27(4)〕
石川県繊維協会と繊維リソースセンターいしかわは、アパレル縫製工場の石川県への誘致活動を本格化させた。生産量日本一のテキスタル産地に縫製工場を置くことで、総合大型繊維産地の実現を目指すもの。
流通強まる人手不足感日経MJ,〔14・7・9(7)〕
景気回復や団塊の世代の大量退職に伴う労働人口の減少によって、専門店でも人手不足感が高まっている現状がアンケート調査で分かった。優秀な販売員などの確保のため、賃金の引き上げや非正規社員の正社員化などの動きが広がりそうだ。
流通専門店の施策、重点は商品のレベルアップ繊研,〔14・8・27(1)〕
全国の専門店を対象とした繊研新聞社のアンケート調査によると、「収益改善のための重点施策」について、もっとも多くの専門店が「商品のレベルアップ」と回答した。中でも品質や付加価値の向上がキーワードとなっている。生産地の見直しやPB強化という回答も多く、為替変動によるコスト増をコントロールしながらの商品開発の重要性が高まっている。
消費顔見える素材メーカーへ朝日,〔14・7・26(10)〕
日用品や衣料、電気製品などの材料を作る素材メーカーがイメージチェンジを図っている。以前は、「縁の下の力持ち」だったが、最近は製品開発に積極的に関わり、企業名も全面的に打ち出す。消費者や学生の間で、企業ブランド力を高めるのが狙い。その代表格は、東レだ。衣料品大手のユニクロと組んで発熱・保温力の高い「ヒートテック」などのヒット商品を開発。素材メーカーは、ライバル社との価格競争もなく、共同で開発すれば材料を買いたたかれる心配は減る。
その他全盲の人が服の色選び東京,〔14・7・21(1)〕
佐川賢日本女子大非常勤講師が全盲視覚障害者の人から「洋服の色がわかったらいいのに」という声をもとに手で触って服の色を識別できるタグを開発した。開発したタグは、縦5cm、横3cmほどサイズで赤から紫までの十色を、似た色順に丸く配置している。「色相環」と呼ばれ、基本色は凸点で表し、示したい色のみ穴をあけた。点字では「アカ」などの色がわかるだけだが、色相環ならその位置から類似色や反対色がわかり、服の色をイメージしやすいという。タグは、タグメーカー「フクイ」が商品化した。