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行政改正高齢者雇用安定法、来年4月施行繊研,〔05・8・1(3)〕
06年4月から改正高齢者雇用安定法が施行され、企業は65歳までの雇用を制度化しなければならない。アパレル企業の総務・人事担当者の任意団体P.D.C.(会員28社)の会員企業の取り組み状況を調査した緒果、大半の企業が継続雇用制度の導入で対応しようとしていることがわかった
規格関連6月発行のlSO規格Supplemento to ISO Focus〔05・7,8〕
ISO 16322(洗濯後のねじれ率の測定)が発行された。1部:ニット衣料のタテ目の斜行度2部:織り生地とニット生地3部:織り・ニット衣料
(Textiles-Detemination of spirality after laundering-Part1 Percentage of wa1e spirality change in knitted garments,Part2:Woven and knitted fabrics,Part3:Woven and knitted garments)
素材セルロース繊維加藤康夫繊学誌,61(7),〔05・7〕p182~185
天然セルロース繊維は、種子毛である綿やカポックを除けば、ほとんどが靱皮や棄鞘(葉柄)を利用する繊維である。そのなかから麻、葛、しなのき、芭蕉、ケナフ、サトウキビ、パイナップル、月桃などの特徴および繊維製品への利用を概説している。
加工ナノテク加工素材 高森健彰繊学誌,61(7),〔05・7〕p170~172
日清紡績では、ナノテク素材岬を「ナノサイエンスシリーズ」としてネーミングしている。同素材群は、ナノテクノロジーの範疇に入る同祉の機能性素材群の総称で、援水、防汚、形態安定、銀微粒子による抗薗、スキンケァー加工など各種の素材があり、これの概要を紹介している。
アパレル「手が届く高級」、団塊Jrの心つかむ日経,〔05・9・2(35)〕
「手が届く高級」と呼ばれる価格帯のカジュアル衣料が人気を集めている。高級ブランドと定番品にはさまれた市場で、高品質だが値ごろ感を打ち出しているのが特徴。金銭感覚に厳しい団塊ジュニア(25~34歳)が消費をけん引しており、海外有カブランドの対日進出も相次いでいる。
流通カタログ通販、ネットで選ぶ日経,〔05・8・10(27)〕
カタログ通販各社がインターネットを経由した販売への傾斜を強めている。低価格衣料チェーンや郊外型ショッピングセンターの増加でカタログ販売は伸び悩み傾向。各社が、消費者が商品や価格を見比べられる比較サイトへの情報提供に踏み切るなど、カタログで顧客を囲い込む従来の手法から客層を広げる姿勢を鮮明にしている。
クリーニングマットレス洗浄システムの開発日本クリーニング,〔05・7・25(5)〕
高齢化の進行とともに全国総ベッド数が増加し、病院・介護施設・自宅のほとんどのベッドがマットレスを使用している。今後も急増が予想される市場だが、これまで表面の消毒程度で過ごされてきた。ようやく水に浸漬する洗浄が要求されるようになり、新システムが開発された。マットレスを4枚一度に洗え、水を通しながら30~35分で中まで洗う。乾燥は1枚ずつ1O~15分の高能力。途中でサニタイズ加工を加えて、抗薗・防臭加工ができる。開発したのは、ふとんの丸洗いで実績のある㈱フレスコ(本社大阪市)。
クレーム滅らぬ!縫製クレーム近代縫製近代縫製〔05・8・5(1)〕
全日本婦人子供服工業組合連合会がとりまとめたレポートでは、「縫製不良」を筆頭に「付属品不良」「色トラブル」のワースト3がそれぞれ枠を拡大している。縫製不良のうち、77.4%が「ほつれ」、ついで袖付けのクレーム、裾あげ、縫い目の破損が続く。件数は少ないものの、基本以前のミスも報告されており、海外生産やクイック対応下におけるメーカーの品質管理体制が間われている。クレーム関数が右肩上がりで、なおかつワースト3位を占めるのが、岐阜、愛知、大阪。中でも岐阜県が多い。
その他「もったいない」をブランドに繊研〔05・8・4(3)〕
伊藤忠商事は、ケニアの環境副大臣でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが提唱する「MOTTAINAI」(もったいない)運動に賛同し、その標語をブランド化。リデュース、リユース、リサイクルの3Rを企画基準に、世界初の循環社会型環境ブランドとしてライセンスビジネスを展開する。利益の一部は、マータイさん創設のケニア植林推進「グリーンベルト運動」に寄付する。「MOTTAINAI」は、マータイさんが2月に来日した際、「もったいない」という日本語を知り、国連「婦人の地位委員会」で環境保護の世界共通のキーワードとして訴えたことから始まった運動で、毎日新聞社が事務局。