行政
ミャンマー繊維経済同友会結成繊研,〔16・4・13(1)〕

ミャンマーの繊維製造関係者で結成したミャンマー繊維経済同友会は、日本の経済産業省やJICA、繊維関連企業と連携、支援を受け、ミャンマーの繊維産業の発展に向けた活動を開始した。

行政
ベトナム繊維、TPPで飛躍日経,〔16・4・19(9)〕

TPPの「果実」を得ようと14~15年の外資によるベトナム繊維業への投資額は57億ドルと過去約20年間の累積投資額の7割弱に達した。TPPが外資を引きつける起爆剤であることには違いない。ベトナム以外のインドネシアやタイ、フィリピンが相次ぎ参加意向を示した。産業のグローバル競争で後れを取るわけにはいかないという焦りがにじむ。

行政
消費税免税制度、衣料品も5千円から対象に繊研,〔16・4・27(1)〕

観光庁は、5月1日から外国人旅行者向け消費税免税制度を拡充、(1)衣料品など一般物品の免税対象金額を「5千円以上」に、(2)海外直送手続きの簡素化、(3)免税手続きカウンターの利便性を向上させる。

アパレル
ITと融合「ファッションテック」売れる服 ベンチャー挑戦日経MJ,〔16・3・11(6)〕

ファッションとITを融合した「ファッションテック」と呼ばれる新しいビジネスが広がってきた。3月上旬に関連企業が一堂に集まり、事業を発表した。その中から浮かび上がってきた主なキーワードは「オーダーメード」「試着」「人工知能(AI)」。大手企業も巻き込みながら「服が売れない」時代をテクノロジーの力で変えようとしている。

アパレル
商社のブランドビジネス、秋冬に向け仕掛け活発繊研,〔16・4・20(1)〕

専門商社のブランド事業が今秋冬に向け、また活発化してきた。従来の販路に加えてネット販売で新たな客層にアプローチしたり、商社同士の協業で互いの強みを生かす取り組みが特徴的。アパレル商品のOEM(相手先ブランドによる生産)生地輸出などに続く事業の柱になるか各社の手腕が問われる。

アパレル
国内の縫製工場 サイトで紹介日経MJ,〔16・4・22(7)〕

個店や店舗数の少ない衣料品店、新進のデザイナーが余力のある縫製工場と直接取引し、小ロットで衣料品を確保できる仕組みが登場した。電子商取引(EC)運営のラクーンが始めたもので、国内工場の能力をまとめて公開。取引を促す。訪日外人客が増え、売り場での「日本製」需要は大きいが、縫製はほとんどが海外だ。大規模チェーンや高級ブランドでなくても、売り場で「日本製」を取り扱えるように後押しする。

流通
ドラマの提供衣装に反響繊研,〔16・3・2(1)〕

人気女優がテレビドラマで着用した服がヒットするケースが急増している。最近では、15年10~12月期のドラマ「私に恋したお坊さん」の石原さとみさん、さらに16年1~3月期のドラマ「ダメな私に恋してください」の深田恭子さんの着用衣装への問い合わせが殺到し、即完売する商品も多い。その背景には、着用衣装のまとめサイトやSNS(交流サイト)の情報など、ネット社会の発達が大きく関係している。

流通
「お直し」サービスに応える繊研,〔16・3・3(1)〕

「お直しに応えること=売り買いを越えた店の信頼」-。路面専門店でお直しサービスに丁寧に応えるところが増えている。将来を見据え、より深く顧客に活用してもらうには、客が購入した後も「売りっぱなし」ではない手厚いサービスとコミュニケーションが重要になっている。お直しを請け負うミセス専門店は、顧客が大事にする商品で語らい、服への嗜好を共有し、顧客満足を高めている。

流通
小売り・サービス分野 中国企業、日本流に着目日経MJ,〔16・3・7(13)〕

日本流に注目し、日本に進出する中国の小売・サービス関連企業が目立ってきた。訪日観光客が増え、日本への関心が高まったことを受け、日本での商品調達やホテル運営、飲食店展開などに投資し、日本流のサービスや手法の吸収を狙う。中国の対日投資は年600億円程度。従来は製造業が多かったが、小売りやサービス分野の投資も今後存在感を増しそうだ。

流通
インスタグラム、高いファッションへの影響度繊研,〔16・4・28(3)〕

SNSの中でインスタグラムがファッションブランドにもたらす影響力は一番という。インスタグラムのアクティブユーザーは現在、全世界で月間4億人。日本では1200万人を超え、ファッション分野のエンゲージメント(「いいね」を押すこと)は5700万になった。

クリーニング
ふとんにも新JIS取扱い表示日本クリーニング,〔16・4・15(1)〕

日本寝具寝装品協会(JBA)は標準的な取扱い表示の標記例を示すことで消費者の混乱を少なくできるとして、新JISケアラベル発効に対応したガイドラインを作成。標記例は上限表示とJBA推奨の2通りを記載。試験はふとんCL協会の協力でMA布を使用してパーク、石油のドライCL、ウエット洗浄、乾燥試験などを実施、「JBAガイドライン~ふとん洗濯表示の自主基準」を作った。

消費
端切れの「ぼろ」極上の美 ファション界欧米も注目朝日,〔16・4・5(27)〕

端切れをつぎはぎして作った衣服や布類「」がいま、注目されている。日本のデザイナーはもとより、欧米でも「BORO」と呼ばれて愛好され、パリ・コレクションにもぼろ風スタイルが登場。欧米にはコレクターもいる。何が人を引きつけるのか。「BORO」の美学展は10日まで、神戸市東灘区の神戸ファッション美術館。東京・浅草のアミューズミュージアムでも8日~来年3月、「BORO 美しいぼろ布展」がある。

品質管理
ダウンの製造履歴管理繊研,〔16・3・9(3)〕

羽毛(ダウン)の加工・製造のトレーサビリティ(履歴管理)への関心が高まっている。QTECによる「羽毛製品のトレーサビリティ"ダウンパス"」のセミナーに80社、104人が参加、動物愛護や品質管理で注目されている。

その他
織物産地の活性化、学生、住民巻き込む繊研,〔16.4.22(1)〕

織物産地が集まる西日本で、自治体による産地活性化が広がっている。綿クレープの滋賀県高島市、先染め綿織物の兵庫県西脇市、丹後ちりめんの京都府与謝野町が産地支援に乗り出した。いずれも国の地方創生事業の一環で、15~19年度までの5カ年計画。雇用創生や地域コミュニティーの活性化を目指し、学生や住民も巻き込み、新しい産地のあり方を模索する。