行政経産省、アゾ染料の自主規制を徹底繊研,〔12・3・30(1),4・2(2)〕
経済産業省は、日本繊維産業連盟が運用を開始した、人体に影響のある有害芳香族アミンに変化し得る一部のアゾ染料の使用を規制する自主基準の順守と他の団体への周知を図る考えを明確にした。
素材13年春夏麻素材・複合や加工で新質感繊研,〔12・4・11(4)〕
13年春夏の麻素材で、セルロース繊維などとの複合や新たな加工による柔らかさ、適度なハリ、ドレープ性を持った質感の開発が相次いでいる。カジュアル的な感覚に、薄さ、軽さ、エレガントさを加味した新しい麻素材の表現で、関心の高い麻市場への要望に応える。麻素材各社は、既にテキスタイルコンバーターや先行アパレルとの商談が始まっているが、手応えが強く、麻市場の拡大に本腰を入れる。
加工特集・「抗かび加工」最前線繊維ニュース,〔12・3・23(5)〕
日本発の新しい機能加工として注目が高まっているのが抗かび加工だ。繊維評価技術協議会(略称、繊技協)も抗かび加工SEKマーク認証を行っており、その性能は厳しい基準をクリアしている。繊技協は国際標準化機構(ISO)に抗かび性試験法を提案しており、早ければ今年中にISO化される予定だ。ISO化を機に、普及への期待がかかる。ここでは、紡績各社の抗かび加工を紹介している。
アパレルベトナム企業 生産品目多様化進む繊研,〔12・4・20(1)〕
ビナテックス(ベトナム繊維縫製公社)のブードウィック・ザン会長は日系企業に対して「テキスタイルから製品まで一貫工場を造って欲しい」との考えを示した。さらに「生産管理のためのノウハウも教えて欲しい」との要望も。11年の対日輸出はユニフォームが大幅に伸びたため、同年輸出総額は158億ドルで12%増。日本向け輸出拡大がビナテックスの業績に大きく貢献した。
流通製造小売り、新興国で収益性高める日経,〔12・3・8(1)〕
世界の大手衣料品SPAがアジアなど新興国市場で収益性を高めている。H&Mがアジアで5割の増収を確保、ZARAが2割、ユニクロもアジア展開を加速、世界のアパレルはアジアを最大の成長市場とみている。
流通フェイスブック1千万人を突破日経MJ,〔12・3・19(10)〕
世界最大の交流サイト(SNS)米フェイスブックは、日本の月間利用者が1千万人を突破したと発表。これを受け、12年春以降、マーケティングや営業担当などの人材を採用、販促活用法などの企業向けイベントを開催する。
クリーニングニットシャツの事故多発!全ドラ,〔12・4・10(1,2)〕
今、日本中の紳士服量販店で販売されているニット素材のメンズシャツが全国各地のクリーニング店でトラブルを招いている。これは伸縮性を持たせたメリヤス生地(主に綿とポリエステルの混紡)で作られたシャツ。ソデが最大で9cm伸びた例もある。性質上、機械仕上げが不可能なため、手仕上げコースでの受付が最適であるが、クリーニング料金がワイシャツの2倍以上となった場合、消費者から納得が得られないケースも考えられる。
消費消費者庁 リコール情報一元化サイト開設日本消費経済,〔12・4・2(1)〕
消費者庁は官庁ごとに発信していたリコール・回収情報を一元化して横断的に検索できる「リコール情報サイト」のパソコン版と携帯版を4月1日にオープンした。これまでのリコール情報ポータルサイトは、各機関のリコール頁のリンク集にとどまり、知りたい情報にたどりつくのに時間がかかった。情報提供の体裁などもバラバラで利便性が低かった。今回のサイトは、消費者が"使えるサイト"を目指して構築された。
その他「日本の匠」コーナー近代縫製,〔12・3・5(1)〕
JIAM2012では、全国ミシン商工業協同組合の協力のもと、主催者特別企画ゾーンにおいて「日本の匠」(仮称)コーナーを設置する。同コーナーでは日本の物づくりに根幹として流れている世界に誇れる匠の持つ技術・製品等を発信するという趣旨で実施。参加資格は全ミ連傘下の会員企業が対象で出展は無料。応募内容は審査のうえ、参加を決定するという。問い合わせ先は全ミ連事務局:TEL03-3831-6961
その他「銀座」「原宿」アジアへ読売(夕),〔12・3・24(1)〕
経済産業省は、「ハラジュク」や「ギンザ」など、日本ファッションの発信源として海外で知名度が高い街を、海外に"輸出"する取り組みに乗り出す。海外商業施設の中に、「原宿ストリート」など実際の地名を冠した区画を作り、専門店などが日本と同じ品ぞろえで出店する構想だ。経産省は、進出の核となる大手小売企業などと中小専門店を仲介する事業を4月に始める。