行政雇用、M字カーブ解消進む日経,〔17・1・8(3)〕
雇用者数が16年11月時点で5733万人となり、直近4年で250万人増えた。特に女性が目立ち、出産や子育てのためにいったん仕事を離れる「M字カーブ」は解消されつつある。男女共に60代以上の労働参加率も高まった。人口は減り始めており、働く意欲のある女性や高齢者を支える環境整備が課題になる。
行政スポーツ庁が健康作り、運動しやすく、スーツ改良も日経,〔17・1・13(34)〕
スポーツ庁は運動不足の会社員が通勤や昼休みの時間に運動するよう促す事業を始める。経済団体や企業と連携して職場で行える運動メニューを提案するほか、「○○ビズ」のようなキャンペーン造語を考え、動きやすい服装を普及させる。百貨店などには動きやすいビジネススーツや、歩きやすい靴などを開発してもらう。
素材竹で新素材 軽くて丈夫朝日,〔17・1・4(4)〕
竹や木を原料にした「セルロースナノファイバー(CNF)」の生産を製紙会社が本格化させている。1本が髪の毛の1万分の1ほどの細い繊維であるため、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度があり、特に竹は樹脂になじみやすい。竹の需要が減っているため放置された竹林対策には商業利用の成功が必要だ。ただし、加工に手間がかかるためコストが課題となっている。
素材日本にアンバサダー設置繊研,〔17・2・24(1)〕
手織りの工程を経て作られる希少なツイードが、日本市場では少量使用した安価な製品が氾濫し、ブランド力の維持が危ぶまれている。そこで、毛織物ブランドのハリスツイード協会(英国)が、日本で初めてアンバサダーを設け、認証ラベルのオーブマークの使用やガイドラインの順守を促す。
アパレル衣服販売 ITで進化日経MJ,〔16・12・28(7)〕
2016年のファッション市場は、先端技術を活用したサービスの広がりが目立った。時間や場所を問わずに衣料品が買えるフリマアプリや、人工知能(AI)を活用したサービスが拡大。「レトロ回帰」や「楽なおしゃれ」など消費者の新しい好みを捉えた商品もヒットした。アパレル不況が長期化するなか、これまで以上に新たな動きに敏感になる必要性が高まっている。
アパレル2017年ファッション予測 遊ぶ着こなし 華やかに日経MJ,〔17・1・4(17)〕
2017年のファッショントレンドは、「派手さ」がキーワードになりそうだ。花柄や装飾をあしらったアイテムや、ピンクや空色といった明るい色使いが増えて「脱・ベーシック」が進みそうだ。男女ともに「ゆったりめ」の流れは続き、ノータックパンツが主流の紳士用スーツではワンタックが増える。伸縮性のある生地など、高能率の素材も更に広がってくる。
アパレル完成度上がるスマートウエア、本格的な実用化元年繊研,〔17・1・30(3)〕
今年はいよいよスマートウエアの本格的な実用化元年になりそうだ。スマートウエアの開発に携わる企業の研究開発や協業が進み、プロトタイプとは言え使用体験ができるほどの製品として完成度が着実に上がっている。心拍や心電といった生体情報の計測技術も高精度になってきた。「スマートウエアの活用イメージが鮮明になってきたのか、最近になって具体的な商談が始まっている」(関連企業)という。
流通商社、17年度戦略のキーワード繊研,〔17・2・17(1)〕
商社の17年度の戦略キーワードは、一貫化、物流、自働化という。顧客であるアパレル、小売りへのより効率的な供給体制へのニーズが強い中、顧客が経営資源を企画、店頭に集中できるようにサポートするため、商社の機能をこれまで以上に発揮すべきとの思いがあるようだ。
クリーニング新JISなど内容刷新日本クリーニング,〔17・1・15(2)〕
全ク連は「クリーニング技術の手引」改訂版の販売を開始した。定価2160円(組合員価格1620円)。水質汚濁防止法や土壌汚染対策法などの関連法規をはじめクリーニング事故賠償基準や新JISに対応している。特に新JIS取扱い表示は新旧混在による混乱を避けるため、対比表を掲載、今回のウエットクリーニングと従来の違いを簡潔に解説している。
消費サービス品質に規格日経,〔17・2・6(3)〕
経済産業省は日本規格協会(JSA)と組み、サービスの品質を保証する共通規格づくりに乗り出す。3月にも国土交通省や経団連、小売りや物流などの業界団体、日本品質管理学会、サービス学会などが参加する協議会を開いて、指針にどんな内容を盛り込むか、どの業種で規格を設けるかなどを話し合う。
健康・快適性体型計測とシミュレーションを用いた着圧アパレルの開発小澤明裕 繊機誌,70(1) 〔17・1〕p49~52
スポーツ用品に求められる機能の一つに、使用者のパフォーマンスを最大化することが挙げられる。本稿では、コンピュータシミュレーションを活用した「腕を持ち上げる動作」を促進するための着圧アパレルの設計・評価を解説する。
健康・快適性「疲労回復」ウエア出店攻勢日経MJ,〔17・2・24 (5)〕
スポーツ後の疲労回復を促すというリカバリーウエアを手掛ける(株)ベネクスは、2020年の東京五輪を控え国内のスポーツ熱が高まっていることや、アスリートだけでなく女性を中心にリカバリーウエアの人気が高まっていることから、直営店の増加を決定した。リカバリーウエアの素材は血行を促進するナノプラチナを練り込んだ繊維。繊維から発生する微弱な電磁波が自律神経の中でもリラックス状態に働く副交感神経に作用し疲労回復を促すという。
その他繊維・FB関連企業の経営トップアンケート繊研,〔17・1・1(15)〕
繊研新聞社の繊維・ファッションビジネス及び関連企業(85企業)の経営トップのアンケートで、17年ファッション消費の見通しは上期(1~6月期)、下期(7~12月期)共に半数以上が「横ばい」と見ている。経営上の懸念材料は「為替相場」、重点課題は「ECやデジタル対応」の強化をトップだった。