行政天候つかみ売り上げ増日経,〔15・1・5(12)〕
気象庁は、1~数カ月先の大まかな天候を予測する季節予測などを産業に生かしてもらう取り組みを進めている。14年12月にはアパレルや保険、メーカーなどの担当者らと初会合も開き、実際の活用例や課題を意見交換した。
行政商標登録料25%下げへ日経,〔15・2・6 (9)〕
特許庁は企業等が商標を取ったり維持したりするのにかかる費用を大幅に引き下げる方針。15年夏にも登録料を26%程度引き下げ、登録から10年後にかかる更新料も20%程度下げる。日本での出願商標を促進する目的。
行政衣類輸入14年、10年間で下げ幅最大繊研,〔15・2・28(1、2)〕
日本繊維輸入組合が財務省貿易統計からまとめた衣類輸入状況(速報値)14年は、市況低迷の影響を受け、数量ベースで前年比5%減だった。中国のシェアは77%と低下、逆にASEANは21%と高くなった。
素材圧電ファブリックを開発繊研,〔15・1・9(4)〕
帝人は関西大学システム理工学部と共同で、生地の動きを電気信号として検出し、データ化できる"圧電ファブリック"を開発した。今後、開発を重ねて2、3年以内に事業化を目指す。手術や介護ロボットの遠隔操作で行ったり、着用するだけで三次元の精緻な動きをデータ化、再現する技術を実現し、「ネット上でモノをコントロールするIoT(インターネット・オブ・シングス)社会の進化に貢献する」という。
アパレル衣料、国産巻き返し日経,〔15・1・15(13)〕
品質の高さが消費者に支持され、訪日外国人にも浸透、国内工場で縫製した国産衣料品に人気が高まっている。業界団体は生地も国内で作る商品を「純国産」と認証する制度を始める。国産比率が円安も追い風に盛り返すかも。
アパレル純正国産表示制度の概要発表繊研,〔15・1・15(2)〕
日本ファッション産業協会は、国産表示制度「J∞QUALITY認証事業」の概要を発表した。制度は15~16年秋冬シーズンからの適用をめざし、対象となるのは日本製の素材を日本で染色整理、縫製した製品。原産国表示で衣料品は、最終工程である法制1工程を日本国内で行えば「日本製」と表示できるが、国産表示制度では3工程と、より厳しい要件を満たさなければならない。
流通カジュアル衣料「生の声」いかせ日経MJ,〔15・2・6(7)〕
カジュアル衣料品専門店各社が顧客の生の声を聞く取り組みを広げている。ユニクロは子供服の顧客、クロスカンパニー(岡山市)は高校生を招き、幅広く意見を聞く座談会をこのほど始めた。商品企画のヒントを求めつつ、口コミで商品情報が広がることも期待する。消費者の好みが多様になるなか、埋もれた需要の発掘につなげる。
流通百貨店売上高14年、3年連続プラス日経MJ,〔15・2・20(10)〕
日経MJがまとめた全国百貨店売上高は既存店ベースで前年比0.3%増と3年連続でプラスになった。4月の消費増税後に前年割れが続いたが、都心部を中心に訪日外国人や富裕層の消費が堅調だったため。
消費人の動き 服がコピー朝日,〔15・1・14(9)〕
帝人と関西大学は、人の動きをコピーできる素材を開発した。この素材を使った服を着て動いて、データをロボットに覚えさせれば同じ動きをさせることができる。将来、金属加工の職人技をロボットにまねさせたり、医師が遠隔操作で手術したりするなど幅広い分野で役立てたいという。
健康・快適性病気の痛みを和らげる衣服日経,〔15・1・31(3)〕
繊維メーカーが市販の衣服を着るのが難しい患者向けにデザインや縫製を見直し、快適に生活できる衣料品開発に取り組んでいる。帝人は日光に当たると皮膚がんを起こす難病の色素性乾皮症の児童向けに外出しやすい衣服を開発、東レは放射線治療中の乳がん患者向けの衣料品を発売する。売り上げへの貢献は少ないが、難病に悩む患者の悩みを和らげる製品を作るノウハウは、今後の一般向け製品の開発にも役立つとみている。
その他最新チャイナプラスワン・ランキング繊研,〔15・1・1(23)〕
繊研新聞社担当記者の最新チャイナプラスワン・ランキングで、1位が14年インドネシアから15年ベトナムに入れ替わった。生産・輸出が拡大、日本向け衣料品生産で中国に次ぐ2位を占めている。3位タイ、4位ミャンマー、5位バングラディッシュ、6位カンボジアと続いている。
新刊紹介2015年度版「繊維ハンドブック」
(1)日本化学繊維協会
(2)日本と世界、特に発展する東アジアのデータを充実。繊維原料から素材、テキスタイル、アパレル、流通、消費に至るまでの全繊維、全加工段階の最新データ・資料が系統立てて収録されており、"繊維のことなら何でも分かる"ハンドブックとなっている。「国内統計編」「国際統計編」「資料編」の3部構成。CD-ROM付き。
(3)価格:7,000円(税込)
(4)問い合わせ先:日本化学繊維協会 資料頒布会 03-3241-2313
行事実践アパレル講座「繊維製品の品質苦情入門」
(1)5月15日 10:00~17:00
(2)日本女子大学 新泉山館 大会議室
(3)講演1)アパレルの品質苦情に学ぶ-苦情発生を未然に防ぐために 講演2)最近の品質苦情事情
(4)日本消費科学会 06-6358-1441(申し込みはHPから)
記事中の(1)は日時、(2)は場所、(3)は内容、(4)は主催者・連絡先とする。
行事テキスタイルカレッジ 2日で学ぶ布づくり
(1)5月20,21日
(2)大阪学技術センター
(3)テキスタイルの概論、繊維の材料、紡績、製織、編組、染色加工、縫製、不織布、布の性能評価、繊維強化複合材料など、繊維全般にわたる入門講座
(4)日本繊維機械学会 06-6443-4691
記事中の(1)は日時、(2)は場所、(3)は内容、(4)は主催者・連絡先とする。