行政経産省、繊維人材育成研で基本方針繊研,〔04.1.30(5)〕
経済産業省は、第3回繊維人材育成研究会で、リソースセンター(RC)では産地の特徴を生かしたプログラムに特化、ファッション人材育成機構ではこれまで培った教育ノウハウをRCに提供し、連携することが望ましいとし、教育プログラム案を議論した。また、人材育成事業で、来年度予算で1億5千万円程度確保したことを明らかにした。
素材スポーツ素材に「広がる超機能たち」上/下繊研,〔04.3.9(4)/04.3.10(4)〕
合繊メーカーの05年春夏向けスポーツ素材が出揃った。素材が命の業界では、新機能いかんで需要は掘り起こせると開発熱が高まる。吸汗速乾機能が進化し、一段と不快感を取り除いた「快適ドライ」、「超ドライ」や極細糸使いの「超軽量」など新機能が充実している。ドライ機能プラスα、肌のぬれ感軽減、汗じみ抑制などがあげられ、05年春夏スポーツ新素材が各社別に紹介されている。ドライ機能のほかに、開発の一年ほど前から超極細糸を使った高密度織物の軽量・薄地化が相次ぎ、高中空糸の素材が加わっている。
アパレル米ブルックスをOEM繊研,〔04.2.18(1)〕
ダイドーリミテッドは、米ブルックスブラザーズのスーツのOEM(相手先ブランドによる生産)を本格化する。03年1万着生産で足がかりをつくり、今年も1万着を供給、5年後には5万着規模をめざしている。こうした実績を背景に欧米への輸出も具体化する考えで、すでに数社にOEM提案している。製品は、ダイドーの中国における毛織物・縫製一貫工場、大同利美得(上海)で作る。
流通上海で相次ぎジャパンブランド館繊研,〔04.2.12(1)〕
日本の中堅・中小アパレル、新興・個性派ブランドを一堂に集めたジャパンブランド館が、春から秋にかけて上海で相次いでオープンする。「フォーユー」と銘打ったレディスファッション・ショップが4月下旬に淮海中路に開店するのに次いで、9月には南京西路に尚海風(上海の風)「日本城」の開業が計画されている。トレンドの日本ブランドを集積した商業施設のオープンは初めて。
消費04年上半期の購入計画日経MJ,〔04.2.3(18)〕
家計の消費意欲が回復に向かっていることを示すデータが増えてきるが、日系産業研究所が四半期ごとの購入計画調査と04年上半期でも主要10分野のうち6分野で前年を上回っている。その度合いが高い順に、趣味の耐久財、外衣、音響・AV機器、旅行、スポーツ用品、家具・インテリアとなっており、外衣は計画世帯が14.85で、1.4ポイント増加している。